日野自動車は、ICTサービス「HINO CONNECT(以下、HINOコネクト)」をバージョンアップし、「セーフティレポート」の追加や、エコツリーレポートの過去データ閲覧機能の強化などを行った。なお、これら機能は7月27日から利用できる。
[機能拡張について]
①セーフティレポートの追加
セーフティレポートは、日野独自の項目で、速度域ごとの車間距離や、一般走行・高速走行それぞれでの車速データ・ドライバモニター警報の作動状況などをまとめたレポート。過去1年分のデータをダウンロードして、推移を確認できるなど、きめ細かな安全運転指導に活用できる。
②エコツリーレポートの過去データ閲覧機能を強化
過去1年分の燃費データの閲覧・ダウンロードが可能に。Excel形式のため、前年同月比などの集計・分析も容易にできる。また、グリーン経営等の申請書類へのデータ記載にも活用できる。
日野は、今後もトラック・バスのコネクティッド化を進め、自動運転などCASE技術にも対応する総合車両管理ツールを目指して、継続的にHINOコネクトを進化。外部のパートナーやプラットフォームとも協働・連携しながら、物流・人流にまつわる社会課題の解決に貢献する、商業物流・人流プラットフォームの構築を進めていくとしている。
[HINOコネクト概要]
<対象車種>
2017年以降に発売した日野プロフィア・日野レンジャー・日野セレガ、19年以降に発売した日野デュトロ(一部車型を除く)。
<提供機能>
①安全装置動作状況の通知
PCS、ドライバモニター等の安全装置作動時にメール通知。
②エコツリーレポートの発行 【機能拡充】
車両ごとに月次の燃費レポートを自動作成。過去1年分を閲覧・ダウンロード可能。
③緊急時車両位置のウェブ閲覧
緊急時に車両位置を確認可能。
④車両状態通知
車両故障時にお客様へメール通知。
⑤整備スケジュール管理
車検、定期点検のスケジュールを表示、リコール情報を表示。
⑥お役立ち情報ダウンロード
ドライバー教育用資料などダウンロード可能。
⑦各種データダウンロード燃費や整備スケジュールデータのダウンロード
自社のシステムとの連携に利用可能。
⑧セーフティレポートの発行 【機能追加】
速度域ごとの車間距離、一般走行・高速走行の車速データ、安全装置の作動状況などをまとめたレポート。
■(日野自動車)HINO CONNECT:https://www.hino.co.jp/products/hinoconnect/