GMは5月20日、次世代自動車や電気自動車に搭載されるアクティブセーフティやインフォテインメント、コネクティビティ機能および、同社開発の半自動運転システム「スーパークルーズ」の進化の基盤となる、新世代車載デジタルプラットフォームを発表した。
新デジタルプラットフォームは、4月に北米で発表した2020年型「キャデラックCT5(※)」向けに、年末から生産が開始され、2023年までには、GMの大部分の車に採用される予定だ。
進化し続けるクルマの電気推進システムや運転支援機能、アクティブセーフティ機能などを連携させるためには、より広い電気帯域幅と高い接続性が必要とされる。
GMでは、新開発のデジタルプラットフォームのデータ処理能力を、現行と比べて5倍となる1時間当たり最大4.5テラバイトに強化。新システムの採用により、無線を使ったソフトウエア更新のための容量が増加するため、車のライフサイクルを通して、機能のアップグレードが継続できるようになると云う。
また、100Mbps、1Gbps、10Gbpsのイーサネット接続に対応し、車内だけでなく車外との高速通信が可能となるとしている。
※日本導入時期は未定。