英AI Global Media Ltdの「Research &Development Awards 2022」を受賞
主に近距離無線&組込みシステムの開発を担うOTSL( 本社:愛知県名古屋市、代表取締役兼CEO:波多野 祥二 )。その傘下の欧州法人( 独拠点 )が、英国のオンラインビジネス誌から世界をリードする製品並びに企業に相応しいとして技術アワードを獲得した。( 坂上 賢治 )
今回アワードを与えたビジネス誌は、AIグローバルメディア( AI Global Media Ltd/本社:英スタッフォードシャー バートン・アポン・トレント )が発行するB2B技術者向けのオンラインマガジン「アクイジション・インターナショナル( AI誌/Acquisition International )」だ 。
より具体的には同誌から、OTSL傘下のOTSL Germany GmbH( 本社:独バイエルン州ミュンヘン )に対して、世界にインパクトを与える革新的な技術を構築した企業として「リサーチ&ディベロップメント アワード2022( Research &Development Awards 2022 )」の栄冠が与えられた。
ここまでの受賞に至る選考過程はAIグローバルメディアが、対象媒体の購読者・ウェブの訪問者・SNSのフォロワーなどの声を基に受賞候補企業を選定。
その後、審査員が独自収集した公開情報と、候補企業から提出された資料を基に慎重に審査を重ねた結果、これまでの実績と今後の成長性。クライアントからの声等も加味し最終決定に至った。
その評価はAI誌から業界内外へ告知され、対象技術・製品のマーケティング活動でアワードロゴを使用する機会が与えられる。
ちなみにAIグローバルメディアが、OTSL Germanyを受賞企業に選んだ理由として「2022年、最も先進的な自動運転車用シミュレータの製作企業」であるからという。
今日、翻ってみると市場に投入される大半の自動車には、先進運転支援システム( ADAS )が搭載されるようになった。以来、自動車メーカーやティアワン各社は、より多くの部分の運転操作を自動運転システムが担うべく、より高度なクルマ造りを行っている。
2022年、「最も先進的な自動運転車用のシミュレータカンパニー」であると評価
さてここで一旦、立ち止まってみると最新の自動運転車は、〝運転者を電子システムが支援する〟ADAS搭載車に比べ、様々な走行環境や相次いで直面するシーンの状況を的確に判断し、一連の運転処理を全システムが判断する。
そのためには、ミリ波レーダ、LiDAR、カメラ、赤外線、超音波センサーなどから得られたデータを活用。走行環境や直面するシーンを高精度かつ高確度で把握できる技術が欠かせない。
ところがこのような自動運転のシステム開発では、検証すべき項目や想定シーンが従来車に比べてケタ違いに多いのだ。例えば道路への子供の飛び出しのような難しい判断も迫られる。
これを検証するには、あらゆる走行条件を仮想的に再現して各種車載センサの機能・性能を効果的かつ効率的に検証できるシミュレータ技術が不可欠だ。
OTSLは、このような自動運転車開発のためのシミュレータ製品「コスモシム( COSMO SIM )」を世界の自動車メーカーなどに向けて提供。OTSL Germanyは、それを完成させた企業として孤高の立ち位置を確立したと言えるだろう。
そこでAIグローバルメディアは、OTSLのシミュレータ技術を高く評価。同社のシミュレータが、先進的な自動車技術の開発で世界をリードする独・自動車産業はもとより、世界へも多大なインパクトを与える可能性があるとの見解を示した。
OTSL : https://www.otsl.jp/
OTSL Germany GmbH: https://www.otsl-germany.com/