デンソーは、4月10日、ICT関連機器・測量機器・計測器を販売する技術商社の岩崎に出資したことを発表した。
岩崎は、建設土木業界で少子高齢化による労働力不足が社会課題となっている中、その解決策として国が推進する「i-Construction」において、UAV(Unmanned Aerial Vehicle:無人航空機)を用い、上空から撮影した画像を基に3次元測量データ作成して土量を解析するなど、早くから先進技術を導入したトータルソリューション(空撮・3D図化・解析)として提供。
一方、デンソーは、これまで産業用UAVの技術開発を行い、測量や橋梁点検の実証実験を積み重ね、姿勢安定性・耐風性などの機体性能と、AIを活用した画像解析技術の向上に取り組んできた。
同社は、今回の出資を通じて、機体の飛行性能の優位性を生かした高効率な測量と橋梁を中心としたインフラ点検のソリューション事業の開始に向けて、岩崎との協力体制を構築していくとしている。
なお、デンソーは、4月12日、13日に札幌コンベンションセンターで開催される「岩崎トータルソリューションフェア」で、同社UAVを展示する。
[岩崎の概要]
社名:株式会社岩崎
所在地:北海道札幌市中央区北4条東2丁目1番地
社長:代表取締役 社長執行役員 古口 聡
設立年月:1947年12月
資本金:2億9999万円
年商:72億円(2017年3月期)
人員数:177人(2017年4月1日時点)
事業内容:測量機、計測器、気象・観測機器などの販売、レンタル
■岩崎トータルソリューションフェアのHP: