デンソーは、愛知県刈谷市と共同で、同市の公式ポータルアプリ「あいかり」を開発し、2月12日に公開した。
デンソーは、昨年3月に刈谷市と「まちづくりに関する包括連携協定」を締結。今回、その取り組みの一環として、市民の利便性の向上とまちづくりへの参加促進を目的とした、スマートフォン向けのポータルアプリを構築した。
システムは、デンソーがタブレット端末を利用した地域情報配信システム「ライフビジョン」の開発で培った技術やノウハウを応用し、新たに開発。
アプリ利用者としては、刈谷市在住の市民に加え、市内への通勤・通学者を想定。必要な情報を手元のスマートフォンでまとめて授受でき、属性登録によりニーズに合った新着情報をプッシュ通知で受け取ることができる。
また、写真投稿などの双方向機能により、市民のまちづくりへの参加意識を促進するとしている。
デンソーは、地域社会から信頼・共感され、持続的な社会の発展に貢献するため、ICT技術などの技術を活用し、地域に密着し人と人をつなぎ地域活性化に貢献するソリューションを提供していくとしている。
[あいかりの主な機能]
・お知らせ配信:属性に応じたお知らせをアプリにプッシュで配信。
・イベントカレンダー配信:行政、施設のイベント情報をカレンダー形式で掲載。
・公共施設クーポン配信:市内の施設で利用できるクーポンを配信。
・マップ表示:子育て施設やFreeWi-Fiスポット、避難所などを地図上に表示。
・写真投稿:道路や施設の故障などを写真で報告。