NEXCO西日本とKDDI総合研究所は11月24日、E1A 新名神高速道路 宝塚北サービスエリア(以下「宝塚北SA」)において、第5世代移動通信システム(以下「5G」)を活用した高速道路施設管理の高度化、効率化を目的とした実証実験を開始すると発表した。
1.対象エリア
E1A 新名神高速道路 宝塚北SA(上下線)
2.実証実験の概要
– 無人航空機(以下「UAV」、通称「ドローン」)による駐車場の混雑状況把握の実験
現在、サービスエリア、パーキングエリア(以下「SAPA」)の駐車場の混雑情報はSAPA内に設置された複数のカメラを用いて、混雑状況を把握している。今回、UAVに搭載されたカメラの高精細映像を、5Gの高速・大容量を活用して情報伝達することで、より速く、より正確に混雑状況を把握し、利用者へ情報提供することを目的とした実証実験を開始する。
– SAPAのごみ自走回収の技術検討
現在、SAPAに設置されているごみ箱については、クリーンスタッフが定期的に確認し、集まったごみをごみ仮置き場へ回収している。今回、クリーンスタッフの業務省力化や、常に美しいSAPAを提供することを目的として、5Gの大容量・低遅延の特徴を活かした自走ロボット等ごみ収集を効率化するシステムについて、技術検討を開始する。
3.各社の役割
NEXCO西日本:実証実験場所の提供、実証実験の企画、推進
KDDI総合研究所:5Gを活用した技術実現性の検証、実証実験の企画、推進