ZMPは7月13日、NTTドコモと、歩行速ロボ®三兄弟と5G通信を組み合わせた新たなロボットビジネスの創出にむけた協業検討の基本合意を締結したと発表した。
協業最初の具体的な取り組みとして、ドコモはZMPが幹事企業となり設立した「姫路ウォーカブル協議会」に参画し、姫路のウォーカブルなまちづくりの実現を目的としたプロジェクトを開始する。
このプロジェクトは一人乗りの小型モビリティを5G通信により遠隔での管理・制御を行い公道を走行する日本初の取り組みとなる。5Gの特徴である「高速・大容量」「低遅延」通信を活用することで、ロボットの位置情報、ロボット設置された複数のカメラ映像やセンサーによる周囲の障害物情報等をリアルタイムで遠隔管理システムへ伝送し、公道での安全な自動運転ロボットの運用を実現する。
また歩行速ロボとウェアラブルタイプのXRデバイスを組み合わせた、新たな観光サービスの創出にも共に取り組んでいく。
ZMPは、この協議会での取り組みやドコモとの協業検討を通じて、姫路市における5Gとロボットをくみあわせた新しい街づくりモデルの創出をめざし、さらにはここで培ったまちづくりモデルを全国へ展開し、5GやXR技術と、歩行速モビリティ®RakuRo®(ラクロ)、無人宅配ロボDeliRo®(デリロ)、無人警備・消毒ロボPATORO®(パトロ)などの歩行速ロボ三兄弟を組み合わせた自律移動を実施する実証実験および社会実装を進めることで地域振興や社会課題の解決に貢献していきたい考えだ。