ドローンを活用した測量・点検サービスを提供する「テラドローン」と、eVTOL(空飛ぶクルマ)プラットフォマーの「エアモビリティ」は、1月7日、“空飛ぶクルマ”の社会実装の早期実現に向け、業務提携することを発表した。
2016年創業のテラドローンは、東京本社含め全国に拠点を構え、欧州・東南アジアを中心に海外にも事業展開しており、ドローン市場調査機関のDrone Industry Insightsによる「ドローンサービス企業 世界ランキング2020」では、産業用部門で世界1位に選出されている産業用ドローンソリューションプロバイダー。日本では、大手ゼネコン・建設コンサル等からの案件を中心に、世界でもトップクラスとなる1,500件以上のドローン測量/点検実績を有している。
テラドローンでは現在、測量分野では、独自技術による高精度且つ廉価なサービス「Terra Lidar」を提供。点検分野では、海外グループ子会社で欧州の大手オイル&ガス会社を中心に200件以上の実績を有する同社グループ企業のTerra Inspectioneering社と連携し、特許取得済みの UT(超音波探傷検査)ドローンを用いた検査技術を導入。また運航管理分野では、JAL、東京電力、KDDI等と共同でドローンの運航管理プラットフォーム「Terra UTM」を開発している。
一方のエアモビリティは、空飛ぶクルマの販売やサービスに関するインフラをプラットフォーム上に構築し、航行に関するサービスをワンストップで提供することを目的に、2019年8月1日に設立。今後、インフラプラットフォームのコアシステム「ASCP(エアモビリティ・サービス・コラボレーション・プラットフォーム)」を開発し、ナビゲーションシステムや離発着場システム等と連携させ、空飛ぶクルマが簡単かつ安全に航行できるようサービスを提供する予定だと云う。
また、経済産業省と国土交通省が設立した「空の移動革命に向けた官民協議会」や、大阪府が主催する「空の移動革命社会実装 大阪ラウンドテーブル」の構成員に選出され、空飛ぶクルマに関する国内唯一の展示会である「フライングカーテクノロジー」の実行委員としても活動。日本における空飛ぶクルマ産業に創成期からコアメンバーとして参画している。
今回、テラドローンとエアモビリティは、空飛ぶクルマの社会実装の早期実現に向けて業務提携し、テラドローンの「Terra UTM」とエアモビリティの「ASCP(エアモビリティ・サービス・コラボレーション・プラットフォーム)」を相互連携することを決定。それぞれの分野に強みを持つ両者の業務提携を通じて、「空の移動革命」を主体的に先導していきたいとしている。
[問い合わせ先]
・テラドローン株式会社
電話:03-6419-7193
メール:info.jp@terra-drone.co.jp
・エアモビリティ株式会社
電話:03-6273-1288
メール:info@airmobility.co.jp
■テラドローン:http://www.terra-drone.net/
■エアモビリティ:https://www.airmobility.co.jp/