NECのインド現地法人のNEC Technologies India(本社:ニューデリー)は、同国のグルグラム都市圏開発公社(Gurugram Metropolitan Development Authority:GMDA)から、スマートシティ実現に向けた交通監視システムや市中監視システムなどの構築プロジェクトを受注した。
システムは、首都デリーの衛星都市であるグルグラムと近接するマネサールの200箇所以上の交差点などを監視対象とし、2019年中に順次稼働を開始する予定だと云う。
なおNECは、昨年12月に同国フブリ・ダールワッド市のスマートシティプロジェクトも受注している。
NECが今回受注した交通監視システムは、200箇所以上の交差点に合計約1200台の高解像度カメラを設置し、映像をAIで分析することでナンバープレートの自動認識や信号違反の検知を行い、違反者を発見するもの。システムを罰金徴収に役立てることで、交通秩序の向上に貢献すると云う。
一方、市中監視システムでは、市中カメラの一部にNECのリアルタイム顔認証ソフトウェア「NeoFace Watch」を導入、不審者の検知や特定人物を発見する。
NECは、2020年度までの3カ年の中期経営計画「2020中期経営計画」で、セーフティ事業をグローバルでの成長エンジンに位置づけている。
同社は、プジェクトの受注により、「NEC Safer Cities(注1)」実現に向けたソリューションやサービスの開発を加速・強化。安全・安心な街づくりに貢献していきたいとしている。
■(NEC)交通・都市インフラ:https://jpn.nec.com/solution/urban-infrastructure/
■(NEC)フィジカルセキュリティ:https://jpn.nec.com/physicalsecurity/