BlackBerry Limitedは1月10日(米ネバダ州ラスベガス)、CES2024に於いて高度なスキルを持つ組み込みシステムに係る需要が高まっていることを背景に「QNX Everywhere」を発表した。
近年、自動車、製造、ロボット、医療などの広域分野でソフトウェア定義の開発が進む中、学生、学術研究機関、専門家に向けて「QNX Everywhere」を介してQNXテクノロジーの簡単に習得できる環境を提供する。
BlackBerry QNX製品 兼 ストラテジー担当バイスプレジデントのGrant Courville氏は、「組み込みデバイスは、次第にソフトウェアで定義され、複雑化しながらも、広く普及しつつあります。
そうしたなか当社はQNX Everywhereを介して、QNXソフトウェアへの容易なアクセス環境を提供します。
QNX Everywhereでは、QNXソフトウェアへのセルフサービスアクセス、オンデマンドトレーニング、QNXに最適化されたオープンソースプロジェクト、クラウド対応開発ツールへ容易にアクセスができるような環境構築を予定しています。
更にQNX は、開発者が組み込みハードウェア上でソフトウェアを簡単に設計、テストできるよう、広く利用可能な低価格のCPU ボードのサポートを提供する予定です。
なおQNX Everywhereイニシアチブは2024年初頭に開始する予定で、詳細はBlackBerry.comのウェブサイトで順次公開予定です」と述べている。