AZAPAエンジニアリングは7月12日、来たる7月14日に愛知県西尾市と事業連携協定を締結すると発表した。
この協定は、佐久島において、島民の移動手段を確保し、安全・安心な暮らしを推進するとともに、観光施策の一環として、新たな交通手段の活用を通じ、活性化を図ることを目的としている。
現在、AZAPAエンジニアリングでは、免許返納後の高齢者や過疎地域における交通弱者の移動課題の解決を目的とし、誰もが気軽に、安全に活用できる一人乗りの自動運転モビリティ(仮称:パワースクーター)の開発を進めている。
佐久島は、高齢者率が高く、島内に公共交通が無いなどの特徴を持つことから、パワースクーターが目指す課題解決の実証の場として最適であり、西尾市と協議を重ねたところ、双方のニーズが一致したため、事業連携協定を締結する運びとなった。
今後は、2021年に佐久島にて自動運転試験を含めたパワースクーターの実証実験を実施。この実証実験によって開発課題やモビリティのニーズを把握し、今後の島内の本格導入も見据えて、開発に取り組んでいくとしている。
■協定の内容
(1)島民の移動手段に関すること
(2)佐久島の魅力向上・活性化に関すること
(3)佐久島におけるSDGsの推進に関すること
(4)その他、本協定の目的を達成するために必要な事項に関すること