
アマノは1月20日、カメラでナンバープレートを読み取り、入退場する車両の履歴や滞留時間の確認がネット上で行えるクラウドサービス「ナンバープレート認識入退管理システム」の販売を開始したと発表した。
COVID-19パンデミック以降、非接触型の管理システムやデジタル化が求められるようになったほか、近年の深刻化する人手不足や人件費の高騰により、工場や物流などの施設では守衛の人数削減や無人化を検討する企業が増加。
さらに、車両入退場管理の効率化やセキュリティ強化は、企業の競争力を維持・向上させるための重要な要素となっているほか、2023年6月には、経済産業省、国土交通省、農林水産省の3省が、荷待ちや荷役作業等にかかる時間を把握した上で、それらの目標を2時間以内とするガイドラインを同時発表するなど、荷主事業者に於いては、対面受付によるアナログ管理を脱却し、システムで自動的に車両の入退場管理を行いたいという要望が急増していると云う。
それらの声に応えるべく、今回、アマノが長年培ってきたパーキングシステムの技術を応用し、開発した「ナンバープレート認識入退管理システム」は、車両を守衛所で停止させずにスムーズに入退場させ、リアルタイムに入退場履歴を収集・トラッキングすることで、未許可車両の検出時に管理者へ通知する車両入退管理クラウドシステム。クラウドサービスであることから、サーバーの導入やOSなどに掛かるコストを大幅に抑えることができると云う。
[ナンバープレート認識入退管理システムの概要]
– 販売開始:2024年12月3日
– 販売価格:初期費用(システム構成、必要工事に応じて都度見積)+月額利用料(基本1レーン5万円より)
<主な特徴>
(1)コストを大幅カット
クラウドサービスにつき、サーバーの導入やOSなどにかかるコストを大幅に抑えた車両入退管理のシステム化が可能。
(2)Webでリアルタイムに確認
ナンバープレートを認識した履歴をWebブラウザでリアルタイムに確認。
・未登録車両・VIP・ブラックリストの履歴をわかりやすく表示。必要に応じてアラーム音を設定できるほか、警告灯などとの連動も可能。
・「滞留時間が1時間を超えている車両」など、様々な条件で絞り込み検索が可能。
・履歴データのCSV出力が可能。
(3)運用に応じてゲートの有無の選択が可能
ゲートを設置しない運用では、車両を停止させず(目安は20km以下)に運用できる(未登録車両が通行した際の対処方法については別途検討する必要がある)。一方、ゲートを設置する運用では、登録車両はゲートが開き通行できますが、未登録車両はゲートが開かないので、未許可車両の通行を規制できる。