JA三井リース( 本社:東京都中央区、代表取締役社長執行役員:新分 敬人 )は1月10日、パワーエックス( 本社:東京都港区、取締役兼代表執行役社長CEO:伊藤 正裕 )との間での資本業務提携契約締結を発表した。
パワーエックスは、「自然エネルギーの爆発的普及を実現する」というミッションを掲げて当初打ち出していた〝電力の輸送事業〟を超えて、日本国内で大規模な蓄電池製造工場建設に着手。高性能蓄電池の大量生産に取り組んでいる。
より具体的には、自然エネルギーの〝溜める・運ぶ・使う〟を統合的に捉えた電力インフラ事業を皮切りに、岡山県玉野市に独自の蓄電池工場を建築。これを梃子に大規模なEV蓄電池事業を推し進めている。
特に最後の定置用蓄電池事業に関しては、累計予約注文容量が既に330万 kWh( 約1,861億円相当 )を突破。更には岡山県玉野市に建築中の自社工場から7,000のEVチャージステーションを2030年迄に送り出す構えだ。
対してJA三井リースは、中期経営計画に於いて「ビジネスモデル転換による専門領域の事業拡大」を基本方針の1つに掲げており、先端技術を有するスタートアップ企業への出資、販売協力等、金融の枠組みを超えたパートナーシップを拡大させている。
そんな同社は、サステナビリティ経営の観点から「技術革新による豊かな社会の実現に貢献」する事を重要取組課題( マテリアリティ )に位置付け、先のパワーエックスが展開する上記3事業の社会的意義や成長性に着目。資本業務提携契約を締結するに至った。
今後JA三井リースは、自らが持つ販売・ファイナンス・3Rをパワーエックスへ提供する事により、再生可能エネルギーを中心とした新たな電力網の構築と脱炭素社会の実現に貢献して行きたい考えだ。
パワーエックス概要
社名:株式会社パワーエックス
事業所所在地:東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウンタワー43階
設立:2021年3月
代表者取締役 :代表執行役社長CEO 伊藤 正裕
事業内容:大型蓄電池の製造・販売、EVチャージステーションのサービス展開、及び電気運搬船の開発・製造
URL:https://power-x.jp/ja/