アクセンチュアとMujin(ムジン/本社:東京都江東区、CEO 兼 共同創業者:滝野 一征)は1月25日(東京&NY発)、製造・物流現場のオペレーションデータと経営データを繋ぎ、製造・物流企業のデータ主導型経営と自動化・省人化を加速するための合弁会社「Accenture Alpha Automation株式会社(読み:アクセンチュア アルファ オートメーション)」を設立した。この合弁会社への出資比率はアクセンチュア70%、Mujin30%の割合となる。
アクセンチュアは、企業に於ける事業上の多様な課題を戦略策定やシステム構築などを介して解決に導く総合型コンサルティングファーム。アイルランド本社を筆頭に743,000人の社員が120カ国以上の顧客企業に向き合う。
対してMujinは、2011年の創業以来 「Industrial Robots for Everyone(すべての人に産業用ロボットを)」をスローガンに掲げており、産業用ロボットに知能を与えることで次世代型工場・倉庫の構築を叶える自動化プラットフォーム 「Mujinコントローラ」を開発してきた。
この両社による本合弁会社では、これまでMujinとアクセンチュアが蓄積してきた製造・物流現場のデータ、AGVやロボットアームに関する知見と、豊富な企業変革のノウハウや先進デジタル技術を駆使した全社基盤の実装に向けた高い専門性を組み合わせ、製造・物流領域における徹底した自動化・省人化ソリューションを創出していく構え。
より具体的には、製造・物流オペレーションの現場で生み出されるオペレーションデータを、経営の意思決定に不可欠な全社情報基盤に一気通貫で繋げて、徹底した自動化・省人化を実現するソリューションを創出する役割を担わせる。
ひいてはこれらを全社のサプライチェーン状況や財務、マーケット情報、経営管理データなど、従来では断絶されていた経営データやプロセスなどを統合。こうしたデータ主導型経営の実現を介して、リアルなデータに基づく、より正確かつ迅速な意思決定を支えていきたい考えだ。
こうした取り組みについてアクセンチュアの江川昌史代表取締役社長は、「製造業は日本の産業の要です。それを支える物流の高度化・効率化を併せて達成することは、日本の更なる成長に於いて避けて通ることはできません。
世界でも先端のロボット技術を有するMujinとタッグを組むことで、我々は製造・物流バリューチェーンのあらゆるデータをつなげることが可能になります。
アクセンチュアはインダストリーX事業を中心に、AIやロボット技術の可能性を最大限引き出し、日本を支える製造・物流業界のデータ主導型変革に向けてより一層貢献してまいります」と語っている。
またMujinの滝野一征CEO 兼 共同創業者は、「当社では、産業用ロボットを知能化し簡単に使えるようにすることで、生産性や品質の向上に寄与し、更には少子高齢化社会における新たな価値創造に貢献したいと考えています。
今回の合弁会社の設立は、2019年に締結したアクセンチュアとの締結を更に強化させるものであり、当社のロボット自動化技術が製造・物流業界のパラダイムシフトをひきおこし、アクセンチュアを通してまずは日本から、ひいては世界の幅広い業界のお客様に新しい価値をもたらしていけることを期待しています」と話している。
会社名:Accenture Alpha Automation株式会社
所在地:東京都港区三田1-4-1住友不動産麻布十番ビル
事業開始日:2024年1月15日
主な業務:
1.製造・物流領域における自動化構想立案/コンサルティング
2.同領域におけるシステムインテグレーション
3.前各号に付帯関連する一切の事業
出資構成:アクセンチュア 70%、Mujin30%