ＫＤＤＩは１２月９日、５Ｇネットワークの早期整備に向け、３．７ＧＨｚ帯および２８ＧＨｚ帯に加え、３．５ＧＨｚ帯など当社が有効利用中の既存周波数を利用した５Ｇサービスエリアの構築を推進していくと発表した。
まず、３．５ＧＨｚ帯を利用した５Ｇサービスの提供を東名阪エリアにおいて２０２０年１２月中旬以降に順次開始する。
５Ｇは、人々の生活や社会の仕組みに通信が融合する超スマート社会において重要な社会基盤として期待されており、ＫＤＤＩでは、レジリエントな未来社会の創出に向け、ネットワーク、プラットフォーム、ビジネスの３つのレイヤで環境整備し、フィジカル（現実）空間とサイバー（仮想）空間の高度な融合を５Ｇで加速する「KDDI Accelerate 5.0」を進めている。
今後、ＫＤＤＩは２０２２年３月には約５万局に達する５Ｇ基地局を構築し、５Ｇの日常利用に加え、生活動線におけるさまざまな体験創出に向け、既存周波数のＮＲ化による、５Ｇネットワークのさらなる高密度化を推進していくとしている。
■５Ｇサービスエリアの整備計画
●東名阪主要都市において、３．５ＧＨｚ帯を利用した５Ｇサービスを２０２０年１２月中旬から順次提供開始。
●２０２２年３月には約５万局の５Ｇ基地局を整備し、高密度の５Ｇネットワークを構築。
なお、サービスの利用にはソフトウエアアップデートが必要となる。