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2018年6月18日【テクノロジー】

ヴァレオの発明コンテスト、日本の早大チームがファイナリストに

NEXT MOBILITY編集部

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自動車部品サプライヤーのヴァレオが主催するグローバルな発明コンテスト、第5回「ヴァレオ・イノベーション・チャレンジ2018」で、10月11日にパリで開催される最終プレゼンテーションに臨むファイナリスト9チームが発表された。

 

このファイナリストに、日本から参加した早稲田大学のチームが、「自動運転からマニュアル運転モードへ切り替えが必要な場合を検知し、移行時にドライバーをサポートするシステムのプロジェクト」で、選出された。

 

 

第5回のファイナリストは、9か国から、以下の9チームが選ばれた。

 

– ケンブリッジ・ジャッジ・ビジネススクール・チーム(英国):

斬新な水素エンジンシステムのプロジェクト

 

– ストラスモア・エナジー・リサーチ・センター・チーム(ケニア):

ソーラーエネルギーを活用した電動交通プロジェクト

 

– リエージュ大学・チーム(ベルギー):

糖尿病のドライバーの血糖値を継続的にモニターし、事故を防止するプロジェクト

 

– 早稲田大学・チーム(日本):

自動運転からマニュアル運転モードへ切り替えが必要な場合を検知し、移行時にドライバーをサポートするシステムのプロジェクト

 

– トロント大学・チーム(カナダ):

自動運転車の開発に必要となるデータベースを補完するプロジェクト

 

– コロンビア大学・チーム(米国):

駐車時に子供が一人で車内に残されていると警告し、熱中症を防止するシステム

 

– パリ国立高等鉱業学校・チーム(フランス):

自動車同士を通信ネットワークで結び、交通状況の情報をリアルタイムで共有するシステムのプロジェクト

 

– 同済大学・チーム(中国):

カーシェアリングのプロジェクト

 

– クンミン大学(韓国):

近くにいる車両の走行ルートを予測するプロジェクト

これらの9チームは、最終選考が行われる10月11日までに、「車両の電動化」、「自動運転」、「デジタルモビリティ」の内の一つを選び、スタートアップアクセレレーターのサポートやアドバイスを受けながら、スタートアッププロジェクトを立案。

 

選考会で、ビデオ、試作品、実験などを使い、審査員の前で5分間のプレゼンテーションを行う。

 

ビジネスとテクノロジーの分野でのリーダーや、ヴァレオ経営陣からなる審査員団は、最優秀1チームと準優勝2チームを選出。事業開発のための総額20万ユーロの賞金を、3チームに分配する。

 

こうして生まれる3つのスタートアップは、ヴァレオのエキスパートから実践的なサポートを受けることとなる。

 

 

今回、5年目を迎えたヴァレオ・イノベーション・チャレンジは、世界107カ国の676大学から、3575名の学生が1470組のチームを組んで応募し、最も国際色豊かなコンテストに。

 

ヴァレオは、このイノベーション・チャレンジを通じ、世界の学生たちに、明日のクルマを生み出すテクノロジーとユーザー行動を考えて自分たちのスタートアップを創業し、自動車産業におけるイノベーションに積極的にかかわっていくチャンスを提供するとしている。

 

 

Valeo Innovation Challenge 2018(英語)
: https://valeoinnovationchallenge.valeo.com/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。