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2024年6月9日【事業資源】

角田裕毅選手のF1参戦、2025年シーズンもRBから

坂上 賢治

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角田裕毅選手

 

F1(FIAフォーミュラ・ワン世界選手権)ドライバーの角田裕毅(つのだゆうき)選手は、2025年シーズンも引き続きRB(VCARB)からの参戦が決まった。

 

より具体的には、本田技研工業(ホンダ)の育成プログラム出身で、同社がF1活動を支援する角田選手が、2025年もホンダがチームパートナーを務めるVISA Cash App RB Formula One Team(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラ・ワン・チーム)のドライバーとして継続参戦することが決定した。これにより来季もHRC(株式会社ホンダ・レーシング)が技術支援を行うパワーユニットを搭載したマシンを駆り、世界最高峰の舞台で勝利を目指す。

 

角田選手は2021年シーズンからF1への参戦を開始し、同シーズン第22戦アブダビグランプリでは自身最高位となる4位を獲得。その後も着実に経験を重ね、今シーズンのドライバーズランキングでは10位(第8戦モナコグランプリ終了時点)となっており、2025年シーズンでF1参戦5年目を迎える。

 

この発表を受けて角田裕毅選手は、「2025年もHonda RBPTのパワーユニットを搭載するVisa Cash App RB Formula One TeamからF1に参戦します。

 

長年にわたるRed BullとHondaの大きなプロジェクトのラストイヤーに自分が関われることを非常に楽しみにしています。

 

F1ドライバーとしてさらに成長し、より多くのポイントを獲得して表彰台や優勝を目指していきますので、チームとHonda、そして皆様と共に、素晴らしいシーズンにしたいと思います。今後も応援、よろしくお願いします!」とコメントした。

 

またHRC代表取締役社長の渡辺康治氏は、「角田選手のF1参戦継続決定、大変うれしく思います。世界最高峰レースのし烈な戦いの中、天性の速さに加え、着実に安定感と存在感を増している角田選手の姿は、世界中の多くの人々に夢と勇気を届けてくれています。

 

これからもHondaの育成プログラム出身ドライバーとして、そして日本を代表するドライバーとして世界の舞台で活躍する選手であり続けることを期待しています。HRCとしてのRBへの技術サポートを含め、Hondaはこれからも角田選手の成長と活躍を応援していきます」と述べた。

 

角田裕毅選手のプロフィールは以下の通り

 

生年月日:2000年5月11日生まれ

出身地:神奈川県相模原市

 

レーシングキャリア概要

 

2016年:
 鈴鹿サーキットレーシングスクール・フォーミュラ(SRS-F)卒業

 

2017年:
 JAF-F4 東日本シリーズ シリーズチャンピオン・日本一決定戦 優勝
 FIA F4日本選手権 シリーズ 3位

 

2018年:
 FIA F4日本選手権 シリーズ チャンピオン

 

2019年:
 FIA F3選手権 シリーズ 9位(Jenzer Motorsport)1勝 表彰台3回
 ユーロフォーミュラ・オープン・チャンピオンシップ シリーズ4位(Motopark)

 

2020年:
 FIA F2選手権 シリーズ 3位(Carlin)3勝 表彰台7回 ポールポジション4回

 

2021年:
 FIA F1世界選手権 年間ドライバーズランキング14位 最高位 4位

 

2022年:
 FIA F1世界選手権 年間ドライバーズランキング 17位 最高位 7位

 

2023年:
 FIA F1世界選手権 年間ドライバーズランキング 14位 最高位 8位

 

2024年:
 FIA F1世界選手権 年間ドライバーズランキング 10位 最高位 7位
 ※第8戦モナコグランプリ終了時点

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

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1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

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1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。