角田裕毅選手
F1(FIAフォーミュラ・ワン世界選手権)ドライバーの角田裕毅(つのだゆうき)選手は、2025年シーズンも引き続きRB(VCARB)からの参戦が決まった。
より具体的には、本田技研工業(ホンダ)の育成プログラム出身で、同社がF1活動を支援する角田選手が、2025年もホンダがチームパートナーを務めるVISA Cash App RB Formula One Team(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラ・ワン・チーム)のドライバーとして継続参戦することが決定した。これにより来季もHRC(株式会社ホンダ・レーシング)が技術支援を行うパワーユニットを搭載したマシンを駆り、世界最高峰の舞台で勝利を目指す。
角田選手は2021年シーズンからF1への参戦を開始し、同シーズン第22戦アブダビグランプリでは自身最高位となる4位を獲得。その後も着実に経験を重ね、今シーズンのドライバーズランキングでは10位(第8戦モナコグランプリ終了時点)となっており、2025年シーズンでF1参戦5年目を迎える。
この発表を受けて角田裕毅選手は、「2025年もHonda RBPTのパワーユニットを搭載するVisa Cash App RB Formula One TeamからF1に参戦します。
長年にわたるRed BullとHondaの大きなプロジェクトのラストイヤーに自分が関われることを非常に楽しみにしています。
F1ドライバーとしてさらに成長し、より多くのポイントを獲得して表彰台や優勝を目指していきますので、チームとHonda、そして皆様と共に、素晴らしいシーズンにしたいと思います。今後も応援、よろしくお願いします!」とコメントした。
またHRC代表取締役社長の渡辺康治氏は、「角田選手のF1参戦継続決定、大変うれしく思います。世界最高峰レースのし烈な戦いの中、天性の速さに加え、着実に安定感と存在感を増している角田選手の姿は、世界中の多くの人々に夢と勇気を届けてくれています。
これからもHondaの育成プログラム出身ドライバーとして、そして日本を代表するドライバーとして世界の舞台で活躍する選手であり続けることを期待しています。HRCとしてのRBへの技術サポートを含め、Hondaはこれからも角田選手の成長と活躍を応援していきます」と述べた。
角田裕毅選手のプロフィールは以下の通り
生年月日:2000年5月11日生まれ
出身地:神奈川県相模原市
レーシングキャリア概要:
2016年:
鈴鹿サーキットレーシングスクール・フォーミュラ(SRS-F)卒業
2017年:
JAF-F4 東日本シリーズ シリーズチャンピオン・日本一決定戦 優勝
FIA F4日本選手権 シリーズ 3位
2018年:
FIA F4日本選手権 シリーズ チャンピオン
2019年:
FIA F3選手権 シリーズ 9位(Jenzer Motorsport)1勝 表彰台3回
ユーロフォーミュラ・オープン・チャンピオンシップ シリーズ4位(Motopark)
2020年:
FIA F2選手権 シリーズ 3位(Carlin)3勝 表彰台7回 ポールポジション4回
2021年:
FIA F1世界選手権 年間ドライバーズランキング14位 最高位 4位
2022年:
FIA F1世界選手権 年間ドライバーズランキング 17位 最高位 7位
2023年:
FIA F1世界選手権 年間ドライバーズランキング 14位 最高位 8位
2024年:
FIA F1世界選手権 年間ドライバーズランキング 10位 最高位 7位
※第8戦モナコグランプリ終了時点