新型「トライトン」T1仕様(改造クロスカントリー車両)
横浜ゴムは7月29日、2024年8月11日から17日に開催されるアジア最大のクロスカントリーラリー「アジアクロスカントリーラリー2024(AXCR)」に参戦する「チーム三菱ラリーアート」に、SUV・ピックアップ用マッドテレーンタイヤ「GEOLANDAR M/T G003(ジオランダー・エムティー・ジーゼロゼロサン)」を供給する。
「チーム三菱ラリーアート」は2022年に「GEOLANDAR M/T G003」を装着して総合優勝を果たしており、今年は王座奪還を狙う。この「チーム三菱ラリーアート」はタントスポーツ(タイ)が運営するラリーチームで、三菱自動車工業が技術支援している。
2022年は、AXCR初出場で同社の世界戦略車となる1トンピックアップトラック「トライトン」で総合優勝を果たし、2023年も同年7月に発売開始したばかりの新型「トライトン」で3位入賞し2年連続で好成績をあげた。
今年は新型「トライトン」T1仕様(改造クロスカントリー車両)4台で参戦し、2022年の覇者であるチャヤポン・ヨーター選手の他、田口勝彦選手、サクチャイ・ハーントラクーン選手、小出一登選手がドライバーを務める。なお横浜ゴムは同レースに於いて各国から参戦する様々なチームをサポートする。
横浜ゴムが供給する「GEOLANDAR M/T G003」は、あらゆるオフロード路面で高い走行性能を発揮しつつも、優れたロングライフ性能を追求。また「GEOLANDAR」シリーズの高いオフロード性能は数多くのレースで実証されており、「GEOLANDAR」装着車は2024年の「King of the Hammers」では3クラスで優勝、2022年と2023年の「AXCR」では2年連続の総合優勝を果たした勢いで、今年は3連覇を目指す。
ちなみに戦いの舞台となる「AXCR」は、1996年からスタートしたダカールラリーと同格式で行われるFIA(国際自動車連盟)公認レース。
近年はタイを出発点として、アジア各国の山岳部やジャングル、海岸、プランテーション、サーキットなどを舞台にし、毎年コース設定、通過国が変わる。今年はタイを舞台とし、スラタニからカンチャナブリまでの約2,100kmを走る。