横浜ゴム(本社:東京都港区、代表取締役社長:山石昌孝)は10月30日、新城工場(愛知県新城市)が緑化を推進、保全する活動を表彰され、2つの賞を受賞したことを発表した。
今回受賞した賞は、経済産業省および一般財団法人日本緑化センターが実施した2020年度緑化優良工場等表彰制度(全国みどりの工場大賞)における、「日本緑化センター会長奨励賞」、公益財団法人都市緑化機構が主催する「第40回 緑の都市賞」の「都市緑化機構会長賞」の2つ。
横浜ゴムでは国内外の生産・販売拠点に苗木を植える活動を「YOKOHAMA千年の杜」として2007年より実施し、2019年末までに59万本を超える植樹を行ってきた。
新城工場は、地域の生物多様性保全に寄与するために、苗の提供と植樹を実施するなど、工場立地の周辺環境に配慮し、総合的な緑化計画に基づいた工場緑化を推進している。また、近隣の小学生を対象に環境授業を行い、校庭に生き物が集まり自然観察ができる森を作るための植樹活動を行うなど地域貢献に努めている。2019年末までに約1万平方メートルの敷地内に約4.7万本を植樹、また、周辺地域や団体・学校などに15万本の苗木を提供するとともに植樹指導を行った。
「全国みどりの工場大賞」
工場緑化の一層の推進を図ることを目的として1982年に創設され、工場緑化を推進し、工場内外の環境の向上に顕著な功績があった工場や団体および個人に対して毎年表彰を実施。日本緑化センター会長表彰のほかに、経済産業省が主催する経済産業大臣表彰、各経済産業局が主催する経済産業局長表彰の3つで構成される。
「緑の都市賞」
明日の緑豊かな都市づくり・まちづくりを目指し、緑の保全・創出活動に卓越した成果を上げている市民活動団体および企業等、並びに公共団体を顕彰し、これにより広く都市の緑化推進、緑の保全による快適で地球にやさしい生活環境を創出することを目的とし、1981年に創設された。
横浜ゴムは、中期経営計画「グランドデザイン2020(GD2020)」において各事業の成長戦略を通じた経営基盤の強化を掲げている。CSR活動では「未来への思いやり」をスローガンに「地球環境」「地域社会」「取引先」など6つのステークホルダーごとに事業活動を通じた社会貢献を推進。その一環として各事業所でも環境保全活動や地域交流活動を積極的に進めている。