横浜ゴムの乗用車用タイヤを被災者への寄贈車両に装着する石巻専修大学の学生
横浜ゴムは5月10日、東日本大震災の被災者支援の一環として、乗用車用タイヤ12本とホイール4本を一般社団法人日本カーシェアリング協会に寄贈したと発表した。
寄贈タイヤは4月14日に宮城県石巻市にある石巻専修大学で開催された「2021年春の学生整備プロジェクト」において被災者に寄贈する車両へ装着された。
「学生整備プロジェクト」は、石巻専修大学の理工学部機械工学科自動車工学コースで授業の一環としてタイヤ交換、オイル交換、点検作業などを毎年春と秋のタイヤ交換のシーズンに合わせて実施されている。
日本カーシェアリング協会は、東日本大震災の復興支援活動の一環として、震災直後の2011年4月から仮設住宅や在宅避難の人々を対象にカーシェアリングをサポートし、仮設住宅や復興住宅などでの非営利のカーシェアリング、生活困窮者や非営利組織への車両貸し出し、地域振興のための車両貸し出しを行っている。また、自然災害によって車を失ってしまった人々へ車を一定期間無料で貸し出す生活再建支援も行う。
横浜ゴムは同協会の活動に賛同し、2015年より、東日本大震災の被災者で、今も生活に不自由を強いられている人々や支援団体に乗用車用タイヤを寄贈する活動を行っている。