横浜ゴムは1月15日、自社の天然ゴム加工会社である「ワイ・ティー・ラバー社(Y.T. Rubber)」が昨年12月、同社が立地するタイ・スラタ二地区で発生した豪雨に伴う洪水で被災した世帯に支援物資を寄贈したと発表した。
ワイ・ティー・ラバー社は、隣接する2つの村で被災した全360世帯其々に、米5kgと500mℓペットボトル水12本を、手渡しで配布。危機的状況にあった被災世帯に従業員自らが迅速に必要物資を届けたことで、周辺住民との信頼関係をより高めることができたと云う。
同社では、今回のような災害支援だけでなく、地域の各種イベントへの協賛や周辺緑化のための苗木の提供に加え、工場敷地内で生育している魚とパームヤシを食用や収益源として提供する等、従来から、地域社会への貢献と信頼関係を構築するための支援を積極的に実施。また、横浜ゴムの「持続可能な天然ゴムの調達方針」に基づき、タイ・スラタニ地区周辺における天然ゴム農園の訪問調査や天然ゴムの品質および生産性向上に向けたセミナーイベントを開催するなど、天然ゴム農家を支援する活動も行ってきた。
CSR行動指針の1つに「社会の一員であることを忘れず、社会との共存共栄を図り、 ステークホルダーとの信頼関係を構築します」を掲げる横浜ゴムグループは、今後も事業活動を通した社会貢献にとどまらず、ボランティアや地域密着の社会活動に積極的に参加し、地域社会との相互発展に努めていくとしている。
■(横浜ゴム)CSR:https://www.y-yokohama.com/csr/
■(横浜ゴム)持続可能な天然ゴム調達の取り組み:https://www.y-yokohama.com/csr/rubber/