ヤンマーホールディングス(以下、ヤンマーHD)は3月8日、昨年3月から一部を除き停止していたロシアでの事業活動について、依然として同国市場の先行きが不透明であることから、全面的に停止することを決定したと発表した。
手続きが完了次第、現地法人である「YANMAR RUS(ヤンマーロシア)での事業一切を4月上旬を目処に停止する。
ヤンマーHDは、2014年2月にヤンマーロシアをモスクワ市に設立。ヤンマーロシアは、ディーゼル発電機や汎用ポンプ、エンジン駆動溶接機セット、スペアパーツなどを販売してきたが、昨今のロシア・ウクライナ情勢による商品供給やロシア国外への支払い停止に伴い、昨年3月より顧客対応など一部の業務を除き事業を停止していた。
ヤンマーHDでは、その後も社会情勢を注視しながらヤンマーロシアの事業継続について検討を進めていたが、事態の長期化を受け、ロシアでの事業継続は困難と判断。同国に於ける事業の全面的停止を決定した。