ヤマト運輸は、いすゞ自動車が開発した「エルフEVウォークスルーバン(以下:EVウォークスルー)」を1台試験導入し、今後の本格導入に向け、2月14日から神奈川県藤沢市でモニター稼働する。
ヤマトグループでは、1月23日に発表した経営構造改革プラン「YAMATO NEXT100」の環境ビジョンとして「つなぐ、未来を届ける、グリーン物流」を掲げ、環境や生活、経済によりよい物流の構築を目指している。
ヤマト運輸では、これまでその実現に向け、日本で初めての宅配に特化した小型商用EVトラック(車両総重量3.5t未満、普通免許で運転可)を、ストリートスクーター社と共同開発(※)し、その導入を進めてきた。
そして今回、中型商用トラック(車両総重量3.5t以上7.5t未満、準中型免許以上で運転可能)のEV化に向けて、いすゞ自動車が開発したEVウォークスルーを1台導入した。
このトラックは、車から降りずに運転席から荷台へ移動できる「ウォークスルー構造」のEVであることから、CO2削減のみならず、セールスドライバーの労働環境向上にも寄与すると云う。
ヤマト運輸は今後も、EVトラックの導入を推進し、CO2削減や大気汚染防止に貢献。「つなぐ、未来を届ける、グリーン物流」を体現するべく、最適な低炭素車両の開発と導入、再生エネルギー利用、スマートモビリティなど物流の最適化に向け取り組んでいくとしている。
※(ヤマト運輸)日本初、宅配に特化した小型商用EVトラックを導入(2019年11月19日):http://www.kuronekoyamato.co.jp/ytc/pressrelease/2019/news_191119.html
[EVウォークスルーについて]
<期待される効果・価値>
・CO2の削減、大気汚染物質の削減、EVの普及に貢献。
・ウォークスルー構造によるセールスドライバーの作業負荷軽減。
<開発>
いすゞ自動車株式会社
<車両スペック>
– 定員:2名
– 車両総重量:4,970kg
– 最大積載量:1,850kg
– 最大出力:83kw
– 最大トルク:305Nm
<導入地域と台数>
– 導入地域:神奈川県藤沢市
– 導入台数:1台
– モニター開始日:2月14日