ヤマト住建は、6月3日、家庭用電力の自給自足を可能とする太陽光発電やEVを活用するV2Hシステム採用の未来型モデルハウスを、東海エリアで初めてオープンさせたことを発表した。
当モデルハウスは、「未来の子どもたちのために地球環境を守る家づくり」をコンセプトに、家庭の電気を自給自足できる未来型住宅として同社が愛知県一宮市に開設したもの。
一番の大きな特長は「創エネと蓄エネ」が可能であること。太陽光発電などにより電力を作り出す(創エネ)ことと、EV活用などで電気を蓄える(蓄エネ)ことができるのだ。
例えば、昼間は太陽光発電システムで発電した電気を使用し、使いきれない電気はEVに蓄電して夜間に使用する電気をまかなう。
また、太陽光発電が発電中にEVの蓄電池の充電が一杯になった場合は売電。これら一連の流れで、日常の電気はまかなうことが可能。
加えて、停電時でもEVに蓄えた電力を家庭用電源として使うV2H(Vehicle to Home)システムにより、通常時にあらかじめ使用する電化製品を特定することなく、住宅用分電盤を通じて家庭内の通常コンセントで電化製品が使用できる。
また、同モデルハウスには、他にもルームエアコン1台で全館空調が可能なYUCACOシステムや、高い耐震性能なども実現。同社は、これらにより、省エネと安全性を両立した次世代住宅であることをアピールしている。
将来的に見込まれるEVやPHEVのさらなる普及は、これら電動車両の活用により「家」のあり方はもちろん、我々の生活そのものの変化にも影響してくる。今後も、これら住宅関連のイノベーションにも着目したいところだ。
【参考ホームページ】
ヤマト住建 公式ホームページ https://www.yamatojk.co.jp