ヤマトホールディングスは3月1日、新しい「クロネコマーク」と、新たな価値提供を象徴する「アドバンスマーク」の使用を開始すると発表した。
新マークは、4月1日(木)より順次使用される。64年間に亘って使用されてきた現在のクロネコマーク(企業シンボルマーク)のデザインが変更されるのは、1957年の制定以来、初だと云う。
新マークは、4月1日からヤマトグループがヤマト運輸を中核として各社の多様な経営資源を結集して再出発することに併せ、そのシンボルとして制定。
これからの時代に求められるサプライチェーンの変革に向け、「個人、地域の利用者はもちろん、法人客の経営を支援するパートナーを目指す」、また「サステナビリティへの取り組みを強化し、社会インフラの一員として、社会課題を解決する物流のエコシステム創出を目指す」、という新たなヤマトグループの意思とビジョンが表されていると云う。
1.新クロネコマークについて
親ネコが大切に子ネコを運ぶ「クロネコマーク」は、1957年以来「安心・丁寧」のシンボルとして、宅急便の利用者に信頼されるマークとなるよう、大切に育んできたが、その想いを変えることなく、都市や街、地域の環境により調和し、溶け込みながら、日々重ねてきたサービスをさらに進化させていく意思の表明として、より未来志向のデザインに磨き上げた。
2.新設のアドバンスマークについて
ますます変化する社会やビジネスの課題解決に向け、既成概念にとらわれず、果敢に挑戦する姿勢とビジョンを表明し、その象徴となるアドバンスマークを新設。ヤマトグループがこれまで培ってきたノウハウやネットワークに、新しいアイディアやテクノロジー、パートナーシップを融合させた、新サービスや新事業に展開する。
・クロネコマーク・アドバンスマークの詳細
– 特設Webサイト:https://www.yamato-hd.co.jp/pr/logo2021
– 新マーク紹介動画:https://youtu.be/R9tmXatfWAo
3.コーポレートカラー、社名ロゴタイプの変更について
新たなクロネコマークへの変更、アドバンスマークを新設するにあたり、コーポレートカラーおよび、社名ロゴタイプも変更する。
・コーポレートカラー
コーポレートカラーは、クロネコマークで親しまれてきた黒、黄色をメインカラーとし、その2色を引き立たせる白、グレーのサブカラーを加えた4色に。黒、黄色を大切にしながら、都市、地域にノイズを生まず、より自然に溶け込む白、グレーを採用した。
・社名ロゴタイプ
社名ロゴタイプは従来のイメージを大切にしつつ、ヤマトグループ統一ロゴタイプを新たに開発。
※「クロネコマーク」を使用する国内外のヤマトグループ事業会社が対象。
4.使用開始日
2021年4月1日(木)より順次使用を開始
5.デザイン開発パートナー
・デザイナー:日本デザインセンター代表取締役社長 原 研哉氏
原研哉氏コメント:
物流が世界を変え始めている今日、ヤマトグループの未来をヴィジュアライズするお手伝いができたことを光栄に感じています。子猫をくわえて大切に運ぶ「クロネコマーク」は、日本人の共有財産のようなものであり、もはや環境デザインとも言える広がりのなかで、そのエッセンスを損なわず洗練させていくのに大きなエネルギーを要しました。
一方、先端技術でひらく新事業や、既成概念にとらわれない物流プラットフォームを目指す「アドバンスマーク」を同時に提案させていただきました。潜在する価値を可視化していくのが私たちの仕事であり、この二つのマークに結実していく未来に、真摯に期待を寄せたいと思います。
[問い合わせ先]
ヤマトホールディングス株式会社
コーポレートコミュニケーション戦略担当
・電話:03-3541-4141