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2019年10月10日【経済・社会】

ヤマハ発、TMS2019出展テーマは「人はもっと幸せになれる」

NEXT MOBILITY編集部

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ヤマハ発動機は、10月24日から11月4日まで、東京ビッグサイト及びお台場周辺エリアで開催(一般公開は10月25日から)される「第46回東京モーターショー2019」に、「人はもっと幸せになれる ~ART for Human Possibilities~」をテーマとするヤマハブース(西2ホール)を出展する。

 

ブースでは、世界初披露のワールドプレミア6モデル、日本初披露のジャパンプレミア2モデルを含む、モーターサイクル、リーニング・マルチ・ホイール(LMW)、電動コミューター、電動アシスト自転車、自律ソリューションビークルなど合わせて18モデル(※)を展示。長期ビジョン「ART for Human Possibilities」を旗印とする、2030年に向けた同社の技術開発の取り組み等を紹介する。

 

※10月23日(水)午前9時30分からのプレスブリーフィングで、ワールドプレミア2モデルを追加発表予定。

ヤマハ発動機・ロゴ
[主な出展モデル]

 

■ワールドプレミア(世界初披露)

 

・Land Link Concept(ランド リンク コンセプト/特別出展物)
・E01(イー ゼロワン/参考出展車)
・E02(イー ゼロツー/参考出展車)
・YPJ-YZ(ワイピージェイ ワイゼット/参考出展車)

 

■ジャパンプレミア(日本初披露)

 

・YZF-R1 (ワイゼットエフ アールワン/参考出展車)
・Ténéré 700 (テネレ700/参考出展車)

 

■その他の出展モデル

 

・NIKEN GT(ナイケン ジーティー/市販車)
・YZ450FX(ワイゼット450エフエックス/参考出展車)
・TY-E(ティーワイ イー/参考出展車)
・TRITOWN(トリタウン/参考出展車)
・E-Vino(イー ビーノ/市販車)
・YPJ-XC(ワイピージェイ エックスシー/市販車)
・YNF-01(ワイエヌエフ ゼロワン/特別出展物)
・JWX-1 PLUS+(ジェイダブリュ エックスワン プラス/特別出展物)
・YMR-08(ワイエムアール ゼロエイト/特別出展物)
・FAZER R(フェーザー アール/特別出展物)

 

 

[出展モデル概要]

 

■Land Link Concept(特別出展物)

 

「呼応し合う・LINK」をコンセプトに開発された、周囲をセンシングしながら自在に移動する自律ソリューションビークル。独立した操舵・駆動が可能な4つの車輪とAI画像認識により障害物を検知、自ら避けて走行する。

 

 

■E01(参考出展車)

 

スクーター技術とEV技術を融合し、急速充電にも対応した都市型コミューター(エンジン出力125cc相当)。デザインで新時代のスポーティーさを表現。

 

 

■E02(参考出展車)

 

小型・軽量で扱いやすいライトなボディに、着脱式バッテリーを搭載した次世代電動コミューター(エンジン出力50cc相当)。バッテリーとモーターで構成されるパワートレインを視覚化したデザインで、軽快な走りを表現。

 

 

 

■YPJ-YZ(参考出展車)

 

レースで走ることをイメージしたE-BIKEのレーシングマシンを表現。モトクロス競技専用車「YZ」を彷彿とさせるセンターマスコンセプト(車体の重心に重量を集中させることで運動性能を高める設計思想)を、2本のダウンチューブでバッテリーを挟み込む独自のレイアウトで実現。シンプルかつライトな車体は、「YZ」とのリレーションデザインとなっている。

 

 

 

■YZF-R1(参考出展車)

 

“Full Control evolution of track master”をコンセプトに開発したヤマハモーターサイクルのフラッグシップ。EU5適合のクロスプレーンエンジン、EBM(エンジンブレーキ・マネジメント)やBC(ブレーキ・コントロール)の2種類の制御システムに加え、車体各部の熟成でサーキット性能をさらに進化させている。2020年秋以降、日本での発売を予定。

 

※欧州仕様

 

 

■Ténéré 700(参考出展車)

 

689cm3の水冷直列2気筒270度クランクエンジンを軽量ボディに搭載した、アドベンチャーツアラー。乗車姿勢自由度の高い車体、耐久性や整備性の高さ、荷物積載時の高い適応力など、オフロード+アドベンチャー+ツーリングの各要素を高次元でバランス。さまざまな軽量化により、前モデル「XT660Z」比で約10kgの軽量化を実現している。2020年夏以降、日本での発売を予定。

 

※欧州仕様

 

 

■NIKEN GT(市販車)

 

大型LMW「NIKEN」をベースに、ツーリングでの快適性に一層磨きをかけたモデル。大型ハイスクリーンや防寒用のグリップウォーマー、さらに長時間の疲労度を軽減する専用シート、12V DCジャック、センタースタンド等を標準装備し、ツーリングの快適性を高めている。

 

 

 

■YZ450FX(参考出展車)

 

モトクロス競技用ハイエンドモデル「YZ450F」をベースに、エンデューロレースで求められるさまざまな機能・性能を装備した「YZ450FX」。軽快なハンドリングや高回転域で力強さを発揮するエンジンなど、エンデューロレース専用車として最適なセッティングを施している。ショーではJNCC(全日本MCクロスカントリー選手権)に参戦する鈴木健二選手のマシンを展示する。

 

※JNCC参戦エンデューロ仕様車を出展

 

 

■TY-E(参考出展車)

 

CFRP(炭素繊維強化プラスチック)モノコックフレームに高回転型の小型高出力モーターを搭載した電動トライアルバイクの先行開発車両。黒山健一選手のライディングによりFIMトライアル世界選手権TRIAL Eクラスに参戦し、2018年、2019年ともにランキング2位を獲得している。

 

 

■TRITOWN(参考出展車)

 

ライダー自身のバランスコントロールによって姿勢制御を行うLMW機構のフロント2輪小型電動立ち乗りモビリティ。軽く小さな車体とカンタン操作で幅広い人々の利用が可能なことから、現在、国内のレジャー施設や公園等で有用性や集客性、商品性等を検証する実証実験を進めている。

 

 

■E-Vino(市販車)

 

レトロポップなスタイルの原付1種スクーター「Vino」ベースのエレクトリックコミューター。着脱式バッテリーを採用し、走行条件に応じて選べる2種の走行モードと、一時的に登坂性能を高めるブースト機能を装備している。

※東京モーターショー特別カラー

 

 

■YPJ-XC(市販車)

 

E-MTB(電動アシストユニット搭載のマウンテンバイク)の市販モデル。E-MTB用ドライブユニットのフラッグシップ「PW-X」を搭載している。

 

 

■YNF-01(特別出展物)

 

低速モビリティのコンセプトモデル。「行きたい場所にはすべて行き、やりたいことはすべてやる」という意欲を刺激するオフテイストのデザインに、大径タイヤと4輪独立サスペンションを装備。Red Dot Awardデザインコンセプト2019受賞。

 

 

 

 

■JWX-1 PLUS+(特別出展物)

 

駆動輪の交換のみで普段使い慣れた手動車いすを電動化する車いす用ユニット。速度制御や加速・減速度制御など、ヤマハ発動機独自の走行機能制御システム「JW Smart Core」を採用している。

 

 

■YMR-08(特別出展物)

 

「1フライトで1ヘクタールのほ場を15分で散布(※)する」ことをコンセプトに開発した産業用マルチローター(通称ドローン)。二重反転ローター等の力強いダウンウォッシュにより薬剤を作物の根元まで届け、ヤマハ発動機の産業用無人ヘリコプターに匹敵する散布品質を実現。産業用無人ヘリコプターでは対応しにくい狭小ほ場等での活躍が期待される。

 

※東京モーターショー特別カラー。平地での連続散布を想定

 

 

■FAZER R(特別出展物)

 

防除作業や肥料・除草剤の散布等で活躍する、産業用無人ヘリコプターのハイエンドモデル。クラス最大32Lの薬剤搭載能力により、薬剤・燃料無補給で4ヘクタールの散布が可能。また、GPSとジャイロで速度と距離を計算し、一定の散布間隔でのターンや等間隔での飛行ライン・速度を維持するターンアシスト機能を標準装備している。

 

 

※東京モーターショー特別カラーで出展

 

 

■(ヤマハ発動機)東京モーターショー2019スペシャルサイト:https://global.yamaha-motor.com/jp/showroom/event/tokyo-motorshow-2019/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。