ヤマハ発動機は、新しい水素燃料自動車の基準に適合した燃料電池搭載車両のプロトタイプモデル「YG-M FC」による公道実証を、4月18日から、石川県輪島市の新交通システム「WA-MO(ワーモ)」の定期運行ルートを含んだ市街地コースで行う。
YG-M FCは、同サイズの電動小型低速車に対して航続距離が長く、燃料充填時間が短い特長から、充電回数や保有台数の低減を図ることができると云う。
この取り組みは、燃料電池車と水素ステーションの普及・設置を推進する日本政府の水素基本戦略に沿うもので、また、ヤマハ発動機の長期ビジョン「ART for Human possibility」のひとつの「Transforming Mobility」の推進や、環境計画2050における目標「製品CO250%削減」と「資源利用50%削減」に向けた活動の一環となる。
なおYG-M FCは、5月22日から開催される「人とくるまのテクノロジー展2019横浜」に出品される予定となっている。
[公道実証の主な概要]
– 実施場所:石川県輪島市内
(輪島エコカート”WA-MO”の運用ルートの一部を含む約3kmのコースを周回)
– 実施期間:2019年4月18日~4月24日
– 主な検証内容:
① 燃料電池車の航続距離や運用時間
② 導入地域における利用価値や運用者の受容性 など
– 実証協力:輪島商工会議所
– 車両の主な仕様:
①車種別:軽自動車(乗車定員4名)
②寸法・車重:全長337cm x 全幅134cm x 高さ171cm ・車重640kg
③燃料:圧縮水素