ヤマハ発動機は2月10日、表面実装機や産業用ロボットの開発・製造・販売を行う浜松ロボティクス事業所の生産能力拡大に向け、2016年末に建設した建屋(静岡県浜松市北区豊岡町)を増改築すると発表した。着工は来年1月、2024年6月にはすべての工事が完了する予定だと云う。
なお、今回の拠点強化は、ヤマハ発動機の新中期経営計画(2022年~2024年)に於ける成長事業への戦略的投資の一環として行われる。
浜松ロボティクス事業所の増改築では、建屋の延床面積を約1.6倍の約82,000㎡、生産面積を1.8倍とすることで、表面実装機の生産能力を約2倍に増強。また、開発エリアの拡充や評価・実験室等の環境も整備し、さらに着実な製品開発を可能とするほか、スマートショールームの設置やカーボンニュートラル対応による次世代事業所の実現を想定し、新たな環境下で、製造・販売・技術・サービスの体制強化を図っていく。
ヤマハ発動機は、同社のロボティクス事業の強みである顧客現場に寄り添う技術・営業・サービスの体制をさらに強化し、伸長する市場で事業規模と領域を拡大し、収益力強化を図るとしている。
[浜松ロボティクス事業所の概要]
– 所在地:静岡県浜松市北区豊岡町127番地
– 延床面積:52,317㎡(現在)/82,042㎡(増築後)
– 従業員数(非正規従業員含):約1,800人(2022年1月時点)
– 事業概要:表面実装システム・産業用ロボットや半導体製造装置の開発・生産・販売。
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