ヤマハ発動機の電動スクーター「EC-05」が、台湾のデザイン賞である「Taiwan Golden Pin Design Award」の最高賞「Best Design」を受賞した。
EC-05のデザイン賞の受賞は、「German Design Award」の「Winner」受賞に続いて2つ目。
EC-05は、台湾のゴゴロ(Gogoro)社の市販車のプラットフォームをベースに、ヤマハ発動機がデザインを担当し、ゴゴロが生産、ヤマハブランドの車両として現地法人のヤマハモーター台湾の販路を通じて販売している電動スクーター。
ヤマハ発動機は、そのデザインにおいて、同社の開発思想に基づいてライダーと車体との美しい一体感を演出。モーターの動力がリアタイヤに伝わり、地面を蹴って力強く前進する走りの機能を視覚化し、キャラクターラインを車体の高い位置につくることで、軽快感や運動性能の高さを表現したと云う。
また、同モデルのデザインにあたり、4色の内の「アイソレートブルー」を開発している。
「Golden Pin Design Award」は、Taiwan Design Centerの主催により1981年から行われているデザイン賞で、「中華圏の市場ニーズに配慮した優れたデザインを選ぶ」というコンセプトの下、ライフスタイル、文化的特性、テクノロジー/技術、使用習慣などのものづくりの側面に配慮したデザイン、また、整合性、クリエイティブ性、機能性、審美性、伝達性などの面においてもバランスが取れているデザインの商品を奨励している。
なお、ヤマハ発動機の製品が同賞を受賞するのは初となる。
※中華圏:台湾、中国、香港、シンガポール、マレーシアを指す。
■■Golden Pin Design Award(英語):http://www.goldenpin.org.tw/en/