ヤマハ発動機は7月9日、子会社のヤマハモーターパワープロダクツが企画・製造する“ランドカー”をベースとした公道走行可能な「グリーンスローモビリティ(以下、グリスロ/GMS)」の特設サイトを開設したと発表した。なお、グリスロは、電動で時速20km未満で公道を走る、乗員4名以上のモビリティ。
ヤマハ発動機グループでは、企画・製造するランドカーを軸に高齢者や交通弱者の移動手段、また観光客の利用にと、ラストワンマイルでの活用が期待される製品・サービスを提供するスローモビリティビジネスを推進している。
ランドカーは、2014年に輪島商工会議所の要望を受け、既存ゴルフカートをベースに、公道を走れるよう保安基準に適合する改良を加え、軽自動車のナンバーを取得した電動車。
グループでは、このゴルフカートで30余年に亘って電磁誘導方式による自動運転化技術を磨くと共に、国土交通省や経済産業省、全国自治体が実施するものを含め、過去50か所以上、グリスロに関する実証実験等に様々な形で参画し、技術・知見を蓄積。今回、それら積み上げてきた技術・知見をまとめ、グリスロに関する特設サイトを開設した。
ヤマハ発動機は、今後も移動手段の提供やランドカーを通じて、住民・観光客のコミュニケーションの場を創出する等、社会課題の解決に資するべく、さらなる技術開発に励んでいきたいとしている。
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■(ヤマハ発動機)グリーンスローモビリティ特設サイト:https://www.yamaha-motor.co.jp/golfcar/gsm/