ヤマハ発動機は１０月２５日、〝横浜シンフォステージ（YOKOHAMA SYMPHOSTAGE）〟（横浜みなとみらい21 中央地区53街区）のWEST棟9階に、コクリエーション（共創）スペース「YAMAHA MOTOR Regenerative Lab （ヤマハモーター・リジェネレイティブ・ラボ）」（通称：リジェラボ）を、同日オープンしたことを発表した。

リジェラボは、〝共感がめぐり、共創が生まれ続ける拠点。〟をコンセプトに、来訪者との〝共創〟を模索し、様々な新事業やイノベーションを生み出すことを目的とした共創スペース（約300坪、総収容人数200名）で、〝リジェネラティブ（再生）〟をテーマにした空間内には、セミナーエリアや多様な使い方を想定したワークショップエリア、社内外の来訪者が利用可能なコワーキングスポットが設置され、今後は、イベントなどを開催し、社外への情報発信や交流の場として活用される予定。

また、共創活動の成果やアートワークを展示するギャラリーエリア、軽食や懇談を通して来訪者との仲を深めるキッチンも配備。各エリアには、製造・輸送過程で発生した廃材などをアップサイクルしたアートワークや家具を配置することで、「リジェネラティブ」の理念を具体化していると云う。

なお、「リジェネラティブ」とは、〝世界の自然環境のダメージは深刻化するなか、自然環境の維持（サステナブル）に留まらず、より良い状態に再生させることが必要である〟という、近年注目され始めた概念。農業・海洋・建築などの分野では、この自然再生に向けた取り組みが検討されていると云う。

ヤマハ発動機では、同社の製品・サービスを提供するに当たっては、そのフィールドとなる自然環境の維持や拡大・発展が不可欠であり、そのためには多くの他者との共創が必要であると考えていることから、この「リジェラボ」を通じて、環境問題をはじめとした社会課題解決につながる〝共創〟パートナーを模索していきたいとしている。