ヤマハ発動機と子会社の西日本スカイテックは、九州電力の協力のもと、産業用無人ヘリコプターを活用した工事用資機材運搬の実用化について検証してきたが、その目処が付いたとして、2019年度からの本格的な事業化を目指す。
ヤマハ発動機と西日本スカイテックは、九州電力の送電線建設工事現場(50万ボルト日向幹線新設工事、2022年6月運用開始予定)で、2017年度から自動航行無人ヘリコプター「FAZER R G2」を用いた工事用資機材運搬試験を実施。
今年5月には、宮崎県日向市で1日あたり672kg(最大積載量26.5kg)の資材運搬を実現したとのことだ。
両社は今後、九州電力の協力のもと、資材の積載方法の改善などに取り組み、安全運搬効率や資材運搬能力の向上・強化を図り、九州を始めに全国各地での事業開始に向けた準備を着実に進めていくとしている。
[西日本スカイテックの概要]
設立:1989年8月1日
資本金:1,500万円
本社所在地:福岡県筑紫野市原田5丁目1番地18
代表:長谷 吉博
事業内容:
九州・沖縄における無人航空機の販売、散布、点検及び整備、
操縦士・整備士の教育・養成等