ヤマハ発動機は、来たる8月4日~6日に開催される“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第44回大会に、世界耐久選手権(EWC)に参戦中の「#7 YAMALUBE YART YAMAHA EWC Official Team(YART)」が、ヤマハ発動機のトップチームとして出場すると6月5日に発表した。
マシンは、チーム名にもあるヤマハ発動機の純正オイル「YAMALUBE(ヤマルーブ)」の最高峰エンジンオイルで、今年製品刷新した「RS4GP(アールエスフォージーピー)」のボトルカラーに合わせた鈴鹿8耐専用グラフィックを採用した「YZF-R1」が使用される。
ライダーは、ニッコロ・カネパ選手(イタリア)、マービン・フリッツ選手(ドイツ)、カレル・ハニカ選手(チェコ)の3名体制、チームの指揮をとるのはマンディ・カインツ監督。
YARTは2023シーズン、フランスでの開幕戦「24 Heures Motos」で2位表彰台を獲得。チームにとって2009年以来、ヤマハ発動機にとっては2017年以来の年間タイトル獲得に向け好スタートを切っている。
ヤマハ発動機では「当社は〝YZF-R1〟への技術的なサポートを行う他、大会本番ではチーム運営を支援。年間タイトルの獲得に繫がるYARTにとって鈴鹿で初となる表彰台獲得をともに目指します」と話している。
またYARTのマンディ・カインツ監督は「2004年に初めて鈴鹿8耐に出場して以来、私は表彰台に立つことだけを考えてきました。
何度か4位を獲得したあと、昨年は最後の1時間まで表彰台圏内をキープして、あと一歩というところまで迫っていたのですが、そのあと転倒して7位に終わってしまいました。
2023年は今まで以上に集中力を高め、よりハードに戦って表彰台獲得を実現したいと思っています」と語った。