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2022年4月27日【エネルギー】

Yahoo!マップ、「EV充電スポットマップ機能」を提供

NEXT MOBILITY編集部

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ヤフーは4月27日、提供するスマートフォン地図アプリ「Yahoo! MAP(ヤフーマップ)」(iOS版、Android版)に於いて、全国約2万カ所の電気自動車(EV)用充電スポットの場所や充電料金等が確認できる「EV充電スポットマップ」機能の提供を、同日から開始(※1)すると発表した。

 

また、カーナビアプリの「Yahoo!カーナビ」でも、目的地検索で「EV充電スポット」や「EV充電器」といった言葉で検索することで、EV充電スポットの場所や料金などが確認できるようになったと云う。

日本政府は2020年、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする「カーボンニュートラル」を2050年までに目指すことを宣言(※2)。EVを普及させるための施策として、EVなど向けの急速充電器を、2030年を目処に約4倍の3万基まで増やす(※3)としている。また、国内外の各自動車メーカーに於いても、EV販売台数の目標を掲げるなど、今後、EVやEV用充電器の拡大が推測される。

 

その一方で、EVの充電スポットは、現時点では、ガソリンスタンドほど普及していない(※4)ことや、またEV用充電器には、車種や目的に応じた複数の充電タイプがあることなどから、EVユーザーは、事前に充電スポットについての情報を下調べておく必要がある。

 

Yahoo!マップの「EV充電スポットマップ」機能では、EV充電スポットの場所や充電タイプの他、充電料金や営業時間に加え、充電中に必要な駐車料金、事前連絡の必要有無などの情報も確認可能。「充電したいけど、自分の車種に合った充電器がどこにあるかわからない」「充電器の場所はわかったが、実際行ってみると事前連絡が必要で使えなかった」などの課題が解決できると云う。

 

※1:アプリのアップデートが必要。
※2:経済産業省 「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」:https://www.meti.go.jp/press/2020/12/20201225012/20201225012.html
※3:内閣官房 成長戦略実行計画:https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/seicho/pdf/ap2021.pdf
※4:次世代自動車復興センター:http://www.cev-pc.or.jp/what_ev/charge/

 

 

[充電スポットの探し方]

 

■EV充電スポットマップ機能を利用

 

1.Yahoo!マップの起動後、画面下部を引き上げて「EV充電スポットマップ」をタップ。

2.「マップを見る」をタップ。

3.「EV充電スポットマップ」が表示される。なお、近くの施設を調べたい場合は、画面右下の「現在地ボタン」をタップ(※5)する。

4.調べたい施設のピンをタップすると画面下部に施設情報が表示される。

5.「施設詳細」をタップすることで、充電スポットのより詳細な情報が表示され、「ルート検索」をタップすると車・電車・徒歩のルートと所要時間が表示される。この内、「車」を選択した場合、右下の「ナビ開始」ボタンをタップすることで現在地からのナビが開始される。

 

※5:表示されている地図の周辺に対象の施設がない場合は、地図を拡大または縮小することで、施設を見つけやすくなる。

 

■検索から探す(Yahoo!カーナビでも同様)

 

1.Yahoo!マップの起動後、検索窓に「EV充電スポット」と入力。
2.検索結果にEV充電器を備えた施設が表示される。
3.検索結果の施設をタップすると、施設の詳細情報内に充電タイプなどスポットごとの詳細な情報が表示(※6)される。

 

<Yahoo!マップ>

<Yahoo!カーナビ>

※6:一部、詳細情報が表示されない施設もある。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。