日本自動車連盟(JAF)は、加盟団体のひとつとして参加している世界モータースポーツ評議会(WMSC)において、FIA世界ラリー選手権(WRC)の日本ラウンド「Rally Japan」の開催が決定されたことを、9月27日に発表した。
Rally Japanは、昨年1月に設立されたWRC世界ラリー選手権日本ラウンド招致準備委員会(サンズ社内)が、その開催を目指して活動していたもので、JAFでは、開催国のモータースポーツ統轄団体(ASN/※1)として、FIAへの働きかけに尽力。
継続審議となっていた2020年WRCカレンダーが、6月14日にパリで開催されたFIA世界モータースポーツ評議会で実施された電子投票の結果、9月27日付けで承認。Rally Japanの開催は、来年11月19日~22日、申請のあった愛知・岐阜両県で予定されている。
WRCは、F1とともに世界選手権のタイトルがかけられたモータースポーツイベント。世界各地を転戦するラリーの最高峰イベントとして知られ、3日間、1000~1500kmの長距離に渡るステージで勝敗が決せられる。
■2020年 世界ラリー選手権(WRC)カレンダー
開催決定に際して、JAFの藤井会長は、以下のように話している。
「この度の世界モータースポーツ評議会(WMSC)における、2020 年 WRC 世界ラリー選手権日本ラウンド開催決定は、喜ばしい限りです。WRC 日本ラウンド招致準備委員会をはじめとする関係者の皆様の努力が実を結んだものと思います。
JAF としても、同大会が多くのファンの皆様やエントラントの皆様の記憶に残り、喜んでいただける競技会となるよう、関係団体や行政の皆様とも連携を図りながら、引き続き支援してまいります」。
※モータースポーツ統轄団体(ASN):国際自動車連盟(FIA)によって公認された各国内の自動車スポーツをつかさどる団体で、各国 1団体のみが公認され、日本ではJAFがあたる。諸規則の制定、施行、競技会の公認、車両の公認、競技ライセンスの発行など、日本国内の四輪モータースポーツに関する統轄業務を行っている。
※タイトル写真:昨年開催された全日本選手権の5万人を超える来場者が集う「新城ラリー2018」の様子
■(JAF)モータースポーツサイト:http://jaf-sports.jp/