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2021年5月26日【イベント】

第71回自動車技術会賞の受賞者が決定

NEXT MOBILITY編集部

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自動車技術会・HP

 

自動車技術会は5月26日、第71回自動車技術会賞の受賞者を決定し、以下の通り発表した。

 

自動車技術会賞は、1951年に自動車工学および自動車技術の向上発展を奨励することを目的に設けられ、自動車技術における多大な貢献・功績に対して贈られるもの。今回は、技術貢献賞2件、浅原賞学術奨励賞4件、浅原賞技術功労賞2件、論文賞9件、技術開発賞8件が選出された。

自動車技術会・ロゴ

[自動車技術会賞受賞者]

 

■技術貢献賞(2件)

<氏名、所属、受賞業績>
– 石濱 正男、神奈川大学、自動車振動騒音性能の抜本的な向上を可能とする音質・構造・制御技術開発への貢献

 

– 山川 正尚、マツダ株式会社、高効率ガソリンエンジンの技術開発と実用化への貢献

 

■浅原賞学術奨励賞(4件)

<氏名、所属、受賞業績>
– 中村 優佑、広島大学、Identification of the vortex around a vehicle by considering the pressure minimum

 

– 伊藤 直也、マツダ株式会社、多段ガソリン高圧噴射を用いた圧縮着火燃焼の制御

 

– 菅井 友駿、トヨタ自動車株式会社、Bayesian Active Learningのエンジンマウント特性設計への応用

 

– 岡 耕平、株式会社いすゞ中央研究所、Improvement in Selective Catalytic Reduction Model Accuracy for Predicting NOx Conversion at High Temperature

 

■浅原賞技術功労賞(2件)

<氏名、所属、受賞業績>
– 大宮 康裕、株式会社豊田中央研究所、トライボロジーによるエンジンの効率・信頼性向上への貢献

 

– 加古 純一、トヨタ自動車株式会社、内燃機関、パワートレーンの制御技術開発による自動車の高効率化・クリーン化への貢献

 

■論文賞(9件)

<氏名(筆頭者)、所属、受賞業績>
– 羽田 昌敏、株式会社豊田中央研究所、重心まわりの角運動量を用いたドライバ動的姿勢保持動作の分析

 

– 津田 豊史、スズキ株式会社、高温還元したRh触媒の排気ガス浄化反応と反応機構解析

 

– 牧田 光弘、日産自動車株式会社、乗員の快適性を向上させる車両運動の探求

 

– 井上 健太郎、株式会社本田技術研究所、電磁鋼板のプレス打ち抜き影響を考慮したモータ回転子の疲労寿命予測

 

– 古瀬 航、東京大学、Lateral Localization via LIDAR-Based Road Boundary Extraction on Community Roads

 

– 松野 真由美、一般財団法人 日本自動車研究所、ディーゼルパティキュレートフィルタ内のアッシュ堆積および輸送に関する研究(第4報)-アッシュ輸送の観察およびアッシュ堆積形態の詳細解析-

 

– 野村 壮史、株式会社豊田中央研究所、異方性トポロジー最適化とTailored Fiber Placementによる連続繊維複合材料軽量自動車部品の設計試作

 

– 奥井 伸宜、独立行政法人 自動車技術総合機構、Battery in the Loop Simulationを活用した電気重量車の電力消費率評価の可能性検討

 

– 丹山 翔太、トヨタ自動車株式会社、平面運動とロールの連成を考慮したトリプルスカイフック制御の研究

 

■技術開発賞(8件)

<氏名(筆頭者)、所属、受賞業績>
– 矢ヶ崎 徹、本田技研工業株式会社、「進化型CVT金属ベルト」世界最高動力伝達効率の追究

 

– 森田 智也、ダイハツ工業株式会社、高板厚比 難板組みスポット溶接方法

 

– 冨田 誠、トヨタ自動車株式会社、SUV用PHEVシステム技術

 

– 荒川 祐次、トヨタ紡織株式会社、ワンモータ式パワーシートの開発

 

– 谷口 洋平、日産自動車株式会社、高速道路複数車線の運転支援システムの開発

 

– 濱谷 尚志、トヨタ自動車株式会社、コンパクト車向け1.5Lハイブリッドシステム

 

– 小平 剛央、マツダ株式会社、高い開発効率を実現した多目的設計最適化とデータ分析を用いた知的発見的設計支援手法

 

– 山根 貴和、マツダ株式会社、世界中の腐食環境に対応できる腐食シミュレーション技術の開発

 

 

[自動車技術会賞の種類と概要]

■学術貢献賞/技術貢献賞

第3代会長 楠木直道氏、第6代会長 荒牧寅雄氏、第9代会長 齋藤尚一氏、第10代会長 中川良一氏、伊藤正男氏の各氏から提供された基金をもととする賞。

 

・学術貢献賞:自動車に関する学術の進歩発達に貢献しその功績が顕著な個人に贈られる賞。

 

・技術貢献賞:自動車に関する技術の進歩発達に貢献しその功績が顕著な個人に贈られる賞。

 

■浅原賞学術奨励賞/浅原賞技術功労賞

初代会長 浅原源七氏の提案により昭和26年に創設された賞。

 

・学術奨励賞:満37才未満であって、過去3年間に自動車工学又は自動車技術に寄与する論文等を発表した将来性ある新進の個人に贈られる賞。

 

・技術功労賞:永年、自動車技術の進歩向上に努力した功労が大きく、かつ、その業績が世にあまり知られていない個人に贈られる賞。

 

■論文賞/技術開発賞

第3代会長 楠木直道氏、第6代会長 荒牧寅雄氏、第9代会長 齋藤尚一氏、第10代会長 中川良一氏、伊藤正男氏の各氏から提供された基金をもととする賞。

 

・論文賞:過去3年間に自動車工学又は自動車技術の発展に寄与する論文を発表した個人および共著者に贈られる賞。

 

・技術開発賞:過去3年間に自動車技術の発展に役立つ新製品又は新技術を開発した個人および共同開発者に贈られる賞。

 

 

■(自動車技術会)自動車技術会賞・技術教育賞リーフレット(PDF):https://www.jsae.or.jp/PR/2021/PR21003/docu/shosai_71.pdf

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。