WILLERの在シンガポール子会社WILLERS PTE. LTD.( 本社:シンガポール、CEO:Shigetaka Murase )は3月22日、マレーシアの大手交通事業者のNadicorp Holdings Sdn. Bhd.と提携。同国の首都圏( クアラルンプール )で3月21 日から、AIオンデマンド交通サービス〝mobi〟のサービス提供を開始した。
mobiは、WILLERが既に日本国内で展開しているサブスクを介した相乗り交通サービス。アプリで簡単にモビリティを呼ぶことが出来、5~6キロメートル程度の生活圏内を自由に移動出来る。
同社ではASEANに於いて、既にシンガポール、ベトナムでサービスを提供。2021年10月にサービスを開始したシンガポールでは約4,500人が会員登録しているという。
今回のマレーシア・クアラルンプールで展開するサービスエリアは、住宅、学校、大型商業施設等が充実する人口密度が高い地域を選んだ。
現時点では、ファースト/ラストワンマイルの移動サービスが存在しないため、マイカー依存度が高い。そこで同社は、生活圏内を自由に回遊出来るオンデマンド交通を提供する事で、交通渋滞や交通事故、環境汚染などの社会課題解決に寄与したいと語っている。
マレーシアでは更に都心の住宅街でのサービス提供を予定。今後2年間で10エリア程度まで拡大させ、将来的には100エリア程度での展開を目指す。また併せてベトナムでも新サービス開始していく構えだという。
<サービス内容>
・サービス提供エリア:マレーシア スバンジャヤエリア
・サービス提供時間:6:00~22:00
・ライセンス期限:2024年2月24日まで
・乗降場所:住宅地・駅・バス停・オフィスビル・学校・ショッピングセンター・病院など250か所以上
・料金:3月21日~4月19日はトライアル期間として無償。
4月20日以降はサブスクと乗車毎に支払う1回乗車プランを予定。