浙江吉利控股集団傘下のボルボ・カーズは、自らの本社拠点を置く北欧時間の6月30日、グレッチェン・セーグ・フレミング氏を7月3日付けでボルボ・カーズのグローバル・マーケティング・チームの責任者として任命する。
グレッチェン氏は、ニュージャージー州マーワーにある米国本社に席を置くことになる。また彼女はビョルン・アンウォール氏に直接報告し、グループ管理チーム (GMT) の一員となる予定だ。
そうした環境下でフレミング氏は、ボルボ・カーズの成長過程に大きく貢献し、ボルボ・カーズと消費者との感情的な繋がりを深める施策2於いて責任を負う。またオンライン・ビジネスと直接的な消費者関係を拡大するという施策に貢献するという面でも重要な役割を果たす。
そんなグレッチェン氏は今就任前に於いて、コネクテッド・フィットネス会社のHydrowの最高商業責任者を務めていた。それ以前は、ロレアルで8 年間いくつかの役員を務め、最近ではロレアルの米国マーケティング部門を率い、同ブランドのデジタル・イノベーションを加速させ、延べ30以上の製品ブランドで相次いで戦略的パートナーシップを構築した。
そんなグレッチェン氏について、ボルボ・カーズの最高コマーシャルオフィサー兼副CEOのビョルン・アンウォール氏は、「グレッチェン氏は、結果重視でデジタルファーストのビジネスリーダーであり、素晴らしい実績を持っています。
またグレッチェン氏はキャリアの初期に、ゼネラル・エレクトリックやウェブスタートアップなどの企業で、事業の成長と利益の向上を実現させた。彼女は受賞歴のあるマーケティング・リーダーであり、e コマース加速の専門家であり、ダイバーシティとインクルージョンの強力な提唱者です。
当社では、消費者直販ビジネスを開発してきた豊富な経験を活かして、マーケティングチームを率い、我々のブランドを成長させ、完全電動化に向けた取り組みのなかで多くのファンを獲得する上で重要な役割を果たすだろう。
グレッチェンは、販売するもの、販売方法、販売場所を変えるというボルボ・カーズにとって最もエキサイティングな時期に当社に加わる。この時期の成長速度は、当社の長期的な成長にとって極めて重要です。
当社は、2030 年までに完全電気自動車を導入し、ボルボ車にアクセスする新しい方法を導入し、シームレスなオンラインおよび実店舗での小売体験を展開し、世界中で増え続ける消費者基盤とより直接的な関係を構築することを計画しているからです」と述べている。
対してグレッチェン氏は、「ボルボ・カーズに入社できることに興奮しています!私の家族は長年このブランドの顧客であったので、世界中の新しい同僚達に巡り会えたことを心から楽しみにしています。
私たちは、1つのグローバル マーケティング チームとして、ボルボ・カーズの収益性を高め、更なる成功を収めて、エキサイティングな未来に向けて、会社を導いていくために協力していきます」と話している。