ボルボ・カー・ジャパンは9月9日、SBパワーと提携し、全国(北陸電力管内を除く)の正規ディーラーで「実質再生可能エネルギー100%」の電気である「自然でんき」の店頭での斡旋を開始した。
外部給電可能な電気自動車(BEV)及びプラグインハイブリッド車(PHEV)において、再生可能エネルギー由来の電力による家庭での給電を実現することは、電動車における環境負荷の軽減に大きく貢献するものであり、また各家庭の電力が再生可能エネルギー由来の電力に替わることで、より大きな環境負荷の低減が実現できる。
今回の提携により、ボルボのPHEV車両の購入者をはじめ、今秋から販売を開始するボルボ初の電気自動車C40のオーナー、さらには既存のボルボユーザーも車の購入時、あるいはメンテナンスの折にボルボ販売店で気軽に実質再生可能エネルギー100%電力の申し込みが可能となる。
電動車に対する国及び地方自治体等の補助金によっては、家庭の電力を再生可能エネルギーに切り替えることが条件になっているものもあり、ボルボの正規販売店で手軽に申し込みができることで、顧客の利便性の向上が期待される。
今回の提携は、SBパワーが自動車ブランドと提携する初めてのケースになった。また、提携を記念して、ボルボ・ディーラー経由で「自然でんき」申し込みをした人の「電気代2ヶ月無料」キャンペーンが2022年3月末まで行われる。
なお、「自然でんき」は、実質再生可能エネルギー100%の電気を提供することに加え、1契約につきSBパワーが経済産業省、環境省、農林水産省が運営する「J-クレジット制度」の認証事業を行う団体に対して50円/月の活動支援金を拠出し、森林保全活動の支援を行っている。