ヴァル研究所は、11月7日、同社が提供する経路検索サービス「駅すぱあと」の「バス運行状況機能」に、同日配信する「駅すぱあとfor Android」最新バージョンより、福井県敦賀市コミュニティバスの対応を開始すると発表。
先行して11月5日に配信した「駅すぱあとfor iPhone」に続くAndroid版の配信により、ほとんどのスマートフォンやタブレットに対応が可能となった。
Android・iPhone向けアプリ「駅すぱあと」は、鉄道・バス・飛行機・船などの公共交通機関の経路検索や時刻表などの機能を有し、2018年4月からは「バス運行状況機能」の提供を行っている。
「バス運行状況機能」とは、バスの現在地や到着予想時間、遅延分数などがリアルタイムに確認できるもの。
バスはその日の天候や交通渋滞などの影響が大きいため、バス利用者のさらなる利便性向上を目指し、バスロケーションシステム「BUS CATCH(バスキャッチ)」を提供するヴァル研究所グループのVISHとともに本機能を開発している。
この機能を搭載したアプリの初回リリースでは、もともと「BUS CATCH」を導入していた富山県射水市コミュニティバス「きときとバス」に対応していたが、今回の最新バージョン配信により、新たに福井県敦賀市コミュニティバスにも対応することになる。
ICTを活用した新たな交通サービスを提供するMaaS(Mobility as a Service モビリティ・アズ・ア・サービス)が国内外で注目されている中、こういった機能の充実は今後も期待されるところ。
特に地方においてバスは、重要な交通機関のひとつとなるだけに、今後の動向に注目したい。
■「バス運行状況機能」について
経路検索結果から、バスのリアルタイムな現在地情報がわかる、バス利用者向けの機能。
「駅すぱあと」アプリで経路を検索し、検索結果に対応事業者のバスが含まれる場合に、現在地や到着予想時間、遅延分数などが表示される。
<表示する情報例>
・到着予測時間(あと何分で到着するか)
・遅延分数
・バスの現在地
・バスの行き先
・時刻表における到着予定時刻
・直近で通過したバス停留所名
<対応事業者>
・富山県 射水市コミュニティバス「きときとバス」
(http://www.city.imizu.toyama.jp/combus/)
・福井県 敦賀市コミュニティバス
(http://www.city.tsuruga.lg.jp/communitybus/)
■「BUS CATCH(バスキャッチ)」について
「BUS CATCH」は、クラウド型バスロケーションシステム。位置情報を通してWebサイトやデジタルサイネージなどのさまざまな手段でバス利用者にバスロケ情報(位置情報、運行状況、遅延情報など)を提供している
「BUS CATCH(バスキャッチ)」紹介ページ:https://www.buscatch.com/
■乗り換え案内アプリ「駅すぱあと」について
「駅すぱあとfor Android」「駅すぱあとfor iPhone」は、Android・iOS(watch OS含む)それぞれに提供している経路検索アプリ。2018年11月時点で、両OSあわせて累計880万ダウンロードを獲得。
全国300以上のバス・鉄道・新幹線・飛行機・船などの情報と、「経路検索」「運行情報」「時刻表(鉄道・バス・新幹線・飛行機)」「路線図(鉄道)」「始発・終電検索」といった機能を搭載しているのが特徴だ。
「駅すぱあとfor iPhone」ストアURL:https://app.adjust.com/ah055t
「駅すぱあとfor Android」ストアURL:https://app.adjust.com/ca9mtj