ヴァレオグループは6月23日、バクテリアやウイルスを除去する技術を250台の通勤用シャトルバスに順次搭載していくと発表した。
このシステムが搭載されるのは、日本、タイ、インドネシア、インド、メキシコ、ブラジル、スペイン、ハンガリー、ポーランド、チェコ共和国、ルーマニア、トルコで運行しているシャトルバス。同社によると、システムは、12カ国の25,000人以上の従業員の健康で安全な通勤に貢献する。
ヴァレオUV空気清浄機は、バスの車室向けのシステムであり、様々なタイプとサイズのバスに搭載可能で、新車にも運行中の車両にも装備することができる。ウイルスは95%以上を除去することができ、このシステムの科学的な有効性は、ドイツのフランクフルト大学病院とウルム大学医学測定学レーザー技術研究所(ILM)によって証明されている。
また、ヴァレオUV浄化技術は、微生物、ウイルス、病原体を除去するが、ヴァレオが開発した空気を流す独自の「ライトラビリンス」ソリューションにより、紫外線は装置内に留まり、乗客が紫外線にさらされることはない。
ヴァレオグループは、車載用エアクオリティシステムの世界的リーダーとして、モビリティの安全性を高めることにつながる空気質の改善へ注力している。
2021年4月21日のワールド・クリエイティビティ&とイノベーションデー2021では、ドイツの自動車メーカーと主要な自動車サプライヤーの協会であるVDA(Verband der Automobilindustrie)により、ドイツにおける今年のトップイノベーションに選出されている。
ヴァレオUV空気清浄機(英語)
https://www.valeo-thermalbus.com/eu_en/Innovation/UV-air-purification