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2018年1月13日【オピニオン】

米GM、2019年に自動運転レベル4をクリアする量産準備車を発表へ

坂上 賢治

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ステアリングやペタルを搭載しない完全な無人走行車の実現が、自動車メーカーの射程にいよいよ入ることに

 

米国のゼネラルモーターズ・カンパニーは米国時間の2018年1月12日、同社ブランドの小型電気乗用車「シボレー・ボルトEV」をベースに、自動運転技術のレベル4をクリアする量産準備車「クルーズAV」を来る2019年に実用化すると発表した。( 坂上 賢治  )

 

 

具体的には、インストルメント・パネル上のステアリングホイールや、ドライビングエリアのフロア部にアクセル、ブレーキなどのペダル類を一切搭載せず、あらゆるマニュアル・コントロールなしで単独走行可能な様に設計された世界初の無人走行を実現する一般的な普通乗用車になると云う。

 

 

車両事故の94%を占める「人間によるドライバーのエラーを完全に排除する」ことを目指す

 

仮にGMの発表通り、この車両が量産可能な生産準備車として、予定されている時期に発表されることになれば、走行上の全ての操作を車載システムが担う「レベル4」に該当する世界初の量産車両になる可能性がある。実際、同社に於いても、この車両が第4世代の自動運転車に該当するものだと謳っている。

これは文字通りの完全な自動運転車のリリースを目指すもので、GMでは、車両事故の94%を占める「人間によるドライバーのエラーを完全に排除する」ことを目指すとしている。

 

 

なおその詳細について同社は、自社の「2018年版・自動運転車報告書」に目を通してみて欲しいと結んでいる。

ちなみにそれらを含め過去のリリースなどを踏まえるとGMは、ドライバーを必要としない「無人タクシー」を2019年に事業化する計画を打ち出していることから、まずはこの新型車を、自動運転タクシーとして起用していく構えのようだ。( MOTOR CARS  より転載  )

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

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1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

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1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。