なお今年の大会では、世界の6つの地域から7名のドライバーが予選(*)を勝ち抜き、最終戦で競い合った。タイ、マレーシア、南アフリカ、インドネシアからはクエスターのドライバー、日本、南アフリカ、シンガポールからはクオンのドライバーが出場した。(*)日本とシンガポールは予選未実施。
結果、クオンカテゴリーで総合優勝したシンガポールチームのドライバー、CWT Limited社のSeng Ann Neo氏は、「とても幸せな気分です。30年のトラックドライバーの経験をすべて出せた結果だと思います。
エクストラマイルチャレンジは、競技の他にドライバートレーニングもプログラムに含まれており、大変参考になりました。UDトラックスのトラックに乗って1年半になりますが、このトレーニングではじめて知った事も多々ありました。次回はもっとタフなコースに挑戦したいです」と語っている。
またクエスターカテゴリー総合優勝チーム、RA Transport社のドライバーLafras Kruger氏は、「とても興奮しています。日々の運行で心掛けている事をすべてこの大会で出す事が出来たと思います。大会のすべてが私にとって刺激となりました。次回もチャンスがあればぜひ参加したいと思います」と次回参加への意欲を示していた。
対してUDトラックス代表取締役社長の村上吉弘氏は、「エクストラマイルチャレンジは、UDトラックスの創業者である安達堅造の描いた『スマートロジスティクス』のビジョンから着想を得たイベントです」と語り、さらにスマートロジスティクスの実現のために『スマートトラック』と『スマートサービス』、それに加えて『スマートドライバー』の必要性を強調した。
また、ブランド コミュニケーション&プロダクト シニアバイスプレジデントの岸伸彦氏は、エクストラマイルチャレンジの開催にあたり、「UDトラックスは“One UD”として、異なる組織から様々な技術や経験を持つ従業員が一丸となって、お客様のためにさらに一歩先の貢献を行います。
今後、大会を拡大させるために、グローバルファイナルへ続く地域大会を開催するマーケットの数を増やすとともに、新たなマーケットからの参加を歓迎します」と結んでいる。
エクストラマイルチャレンジ2017全結果は以下の通り
【クオンカテゴリー】
総合優勝: シンガポールチーム
CWT Limited社、ドライバー Seng Ann Neo氏
最優秀始業点検賞: 日本チーム
最優秀運転技量賞: シンガポールチーム
最優秀燃費効率賞: 南アフリカチーム(クオンカテゴリー)
【クエスターカテゴリー】
総合優勝: 南アフリカチーム(クエスターカテゴリー)
RA Transport社、ドライバー Lafras Kruger氏
最優秀始業点検賞: マレーシアチーム
最優秀運転技量賞: タイチーム
最優秀燃費効率賞: インドネシアチーム