ユビ電( 本社:東京都渋谷区、代表取締役 山口 典男 )は、オリックス( 本社:東京都港区、社長:井上 亮 )を引受先とする第三者割当増資により9月27日、シリーズAとしての資金調達を全て完了させたと発表した。( 坂上 賢治 )
また併せてユビ電は、オリックス傘下のオリックス自動車( 本社:東京都港区、社長:上谷内 祐二 )とも〝法人向けEV充電サービス〟の利用拡大に係る業務提携を行った。
そんなユビ電は、電気自動車向け充電サービス〝WeCharge(ウィチャージ)〟を2021年6月を皮切りに開始。具体的には、一般消費者向けEVに対する充電。更には商用EVや社有EVへの充電ニーズにも対応して来た。
充電スタイルも最もベーシックな普通充電だけだなく、長距離移動のための短時間・大容量給電にも急速充電で応えるなど、市場から求められる様々な充電ニーズに対応。
その結果、ユビ電のWeCharge充電プラットフォームは、東京ガスの電気自動車充電サービス「EVrest(イーブイレスト)」にも活用されるまでになった。
現在、ユビ電がEVに対して提供する充電サービスは、ユビ電が以下のように表現する〝マンションなどの居住拠点に於ける駐車場での「おうち充電( マンション施設なども含む )」〟、〝通勤先の職場に於ける「おしごと充電( オフィス・工場・物流施設など )」〟。
更に〝商業施設や宿泊施設での「おそと充電( 月極&時間貸し駐車場、商業施設・ホテル・旅館・空港など )」〟がある。
同社ではアクティブに行動する消費者が、場所( 思い思いに。それぞれが好きな行き先 )でも、地球( 環境に優しいクリーンなエネルギー )に負荷を掛けずに、いつでもどこでも電気( 公用車保有の法人へはWeCharge for Businessを。公的機関にはWeCharge for Gov )を利用出来る環境造りに取り組んでいる。
そんなユビ電は先の通り、オリックス自動車と充電サービス拠点の拡大を視野に提携。WeChargeとオリックス自動車の燃料給油カード( AMSカード )との決済連携を筆頭に、車両調達からEV充電設備導入の提案。引いては多様なソリューション導入後の利用分析や車両メンテナンスに至る一元管理をワンストップで提供する事で合意。
これを踏まえ今後、オリックス並びにユビ電のパートナー企業は、WeCharge充電プラットフォームを利用して独自ブランドの充電サービスを迅速に立ち上げたり、独自の充電インフラを構築する事が可能となる。またWeCharge充電プラットフォームの事業構造も、インフラの相互利用を促進。これまで以上に多様な充電ニーズと充電シナリオに応える構えだ。