EV充電サービスWeChargeを展開するユビ電は10月4日、eNFC(電界型 Near Field Communication)技術を応用した「プラグ&チャージ」の開発をスタートさせる。同手法により、QRコードを読み取ることなく充電プラグをコンセントに差し込むだけで認証が完了するため、ユーザーはより快適でスマートなEV充電体験が可能となる。
eNFC技術はeNFCの和城賢典氏(現ユビ電株式会社eNFC研究所所長)が独自開発した技術。2024年4月に和城氏のユビ電への合流を機にeNFC研究所を設立。次世代の認証技術としてプラグ&チャージ機能の本格的な開発に着手した。
eNFC技術は、コイルとコイルを磁界で結合させる従来のNFC(近距離無線通信)ではなく電極と電極を電界で結合させて通信をする新しいタイプのNFCであり、金属や誘電体をはさむとそれがケーブル替わりになって電界の波を伝えるため、eNFCはNFC(約10cm程度)に比べて通信エリアを圧倒的に拡張することができるという(特許取得済)。
ユビ電では、「快適なEV充電を、すべての人へというミッションを掲げ、プラグ&チャージ技術の実用化により、EV充電の利便性が飛躍的に向上させ、電気自動車の普及促進にも貢献すると考えています。
そして、ユビ電はWeChargeのスマートコンセントから広がる持続可能なエネルギー社会の実現に取り組み、いつでもどこでもじぶんの電気を自由に使える電力環境づくりを目指しながら、これからも歩みを進めていきます」と話している。
eNFC研究所
2024年4月設立。 世界唯一のユビ電独自技術、電界通信(electric Near Field Communication:eNFC)を研究。eNFC技術をEV充電に応用し、直感的でスマートな次世代ユーザーエクスペリエンスを開発中。
会社名:ユビ電株式会社
代表取締役:山口 典男
住所:東京都港区三田一丁目1番14号 Bizflex麻布十番4階
創立:2019年4月19日
資本金:1億円(資本準備金含み、15億6,800万円 / 2023年12月末時点)
株主
共同創業者、SBIインベストメント、ENEOSイノベーションパートナーズ、オムロンベンチャーズ、オリックス、河村電器産業、住友三井オートサービス、ソフトバンク、 東急不動産HD、東京ガス、パナソニック、富士電機、フソウHD(50音順)
事業年度:毎年1月1日から同年12月31日まで
事業内容:
充電サービスの管理・運営
環境価値創出事業
コーポレートサイト:https://www.ubiden.com/
WeCharge:https://www.wecharge.com/