また併せて衆議院議員・内閣官房副長官の西村康稔氏からビデオメッセージが贈られた他、来賓として当地に訪問した駐大阪神戸米国総領事のカレン・ケリー氏(Karen Kelly )が開催の祝辞を述べた。
なお先の西村氏は、ビデオメッセージで「タクシー事業者をはじめ多くの皆様の協力もあって、国産みの島、淡路で最先端のテクノロジーと地元の産業が上手く融合した新たなビジネスが日本で初めて生まれます。新しい挑戦で大いに観光を盛り上げ、淡路の活性化、日本の活性化につながってほしいと思います」とコメントした。
一方、実証実験の開始にあたりUberのアミット・ジェイン氏は「 Uberのテクノロジーが、淡路島の交通環境のさらなる充実に寄与できることを大変嬉しく思っています。地元のタクシー会社や県民局の皆様と共に、力を合わせてこの日本初となる取り組みを拡充していきたいと思います 」と話した。
その後、吉村氏、池田氏、アミット・ジェイン氏に加え、カレン・ケリー氏、淡路島内3市長らが実証実験の開始を祝してテープカットを行い、最後にウーバーの配車アプリを搭載したタクシー車輌の第1号が会場を出発し、言葉に不慣れな旅行者や土地勘のない来島者、地元利用者に対して島内の新たな移動手段登場の利便性を印象付けた。
淡路島実証実験概要
-配車区域:原則として淡路島内での乗降車(島内から乗車し島外での降車は可)
-実証実験期間:20187月21日 ~2019年3月31日(2018年5月22日発表時)
タクシー事業者: 淡路島内タクシー事業者から公募
利用対象者:観光客を含む来島者全般および淡路地域住民を含む全て
配車の流れとUber 配車アプリの特長
– Uber の配車アプリをスマートフォンにダウンロードし設定。
– 利用者は自分のスマートフォンの設定言語でアプリ利用が可能。
– アプリから配車位置(現在地や指定位置)まで地元タクシーを配車。現在地はGPSにより自動的に表示。
– 配車が確定したタクシーのドライバーや車輌番号、想定配車料金、到着予定時刻が事前に判る。
– 行き先や降車位置は、利用者がマップ上で配車時にアプリ内で指定。乗車時に運転手との余計なやりとりは発生しない。
– 移動中も現在位置をマップ上にリアルタイムで表示。土地勘がない方も安心して乗車できる。
– 運賃支払いは、アプリを通じてクレジットカードで精算。現金でのやりとりが発生しない。
– 領収書は、降車後に利用者の登録メールに送付される。