NEXCO中日本は9月29日、「イノベーション交流会」の17件の技術実証の中から業務への導入効果が得られると判断した2件の技術について、実用段階に移行することを発表した。
NEXCO中日本では、「i-MOVEMENT(アイムーブメント)」の実現に向けて、コンソーシアム方式によりオープンイノベーションを推進する組織として「イノベーション交流会」を2019年7月に設立し、同社が抱える業務課題とイノベーション交流会に参加する108の企業・団体が保有する先端技術を組み合わせ、技術実証を進めている。
今回、2件の技術について、実用段階に移行することとなり、実用段階に移行した技術は、すでに実用段階に移行している7件と合わせて9件となった。
■実証結果と今後の展開
(1)自動マーキングロボットによる路面切削箇所の位置出し作業の省力化
– マーキングロボットの概要
位置情報の取得:GNSSを使用
走行速度:2~4km/h(任意設定可能)
外寸:804×688×491(mm)
重量:22kg(内、バッテリー4kg)
(2)音声をAI変換しテキスト化して共有できるアプリを活用した業務の効率化