運転免許更新時の認知機能テストを提供するベスプラ( 所在地、東京都渋谷区、代表取締役CEO:遠山 陽介 )は10月5日、脳情報の公共データベース構築と提供を担うブレインインパクト( 一般社団法人/所在地、京都府京都市、理事長:山川 義徳 )が行う研究プロジェクト「センチュリーブレインプロジェクト( Century Brain Project )」に対して「運転免許の認知機能テスト」を提供して支援する。( 坂上 賢治 )
ブレインインパクトが行う上記の研究プロジェクトは、脳も心も元気な超( スーパー )高齢者に、その明晰な脳がどのように長年間に於いて維持出来ているのか。その秘訣を本人から教えて貰おうというもの。
実際、世間には介護や支援を必要とする85歳以上の高齢者が6割に上る一方で、年齢を重ねても驚くほど元気な高齢者も存在する。
そこでブレインインパクトは、そのようなスーパー高齢者に協力を仰ぎ、(1)元気な高齢者は何故、BHQ(脳の健康度)が高いのか?、(2)脳の健康度が高い高齢者は本当に幸福度も高いのか?、(3)なぜ年を重ねても脳の健康度を高く保てるのか?、といった疑問を明らかにするための研究プロジェクトを推し進めている。
今回は、この解明のためにブレインインパクトが対象としている80歳以上の元気なスーパー高齢者に、MRI計測、オンラインインタビュー、オンラインアンケートを実施した上に、更にベスプラの「運転免許の認知機能テスト」も実施。これらの複数のテストを介して、研究対象に据えた高齢者の認知機能の状態を把握するという流れだ。
ブレインインパクトでは、「脳の健康状態を見える化するだけでなく、どのようにしたら脳の健康を維持・向上出来るのかを明らかにする事は、今後の人生100年時代のカーライフに向け、非常に重要な課題です。
これまで、脳情報の可視化と制御による活力に溢れた生活の実現に向けて実施された、内閣府のImPACTプログラムでは、脳の健康状態を見える化する国際標準指標「BHQ( Brain Healthcare Quotient )」が開発されました。
BHQを用いた過去の様々な研究プロジェクトを通じて、超高齢者の中でもBHQが高く、健康な脳を維持できている方が存在する可能性があることが示されています。
このことから、BHQプロジェクトの一貫として、100歳を超えても脳が健康な超高齢者の秘訣を探る研究プロジェクト「センチュリーブレインプロジェクト( Century Brain Project )」を立ち上げました」と話している。
こうした試みにより、誰もが健康な脳で100歳を迎えるための知見を収集。脳のヘルスケアサービスの中心的な価値である100歳を超えても脳を健康に保てる方法についての学術的な発見を目指す。
対してベスプラは多くの高齢者が元気な脳で活躍する社会を作るべく、得られた知見を活用して社会実装に向け取り組んでいく構えだ。
Century Brain紹介ページ
https://www.bi-lab.org/century-brain-project
一般社団法人ブレインインパクト
https://www.bi-lab.org/