Turing(チューリング)は10月10日、経済産業省とNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)が推進するGENIAC(国内生成AI開発プロジェクト)の第2期に採択された。
ちなみにこのGENIAC(Generative AI Accelerator Challenge)は、国内の生成AIの開発力強化を目的とし、経済産業省及びNEDOが協力して実施する事業。主に生成AIのコア技術である基盤モデルの開発に対する計算資源の提供や、データやAIの利活用に向けた実証調査の支援等を行っている。
なおこの採択は、今年2月に発表された第1期に続き、2度目の採択となった。これにより、合計約5.2億円分のGPU計算資源の活用とデータセット構築のための事業に対して助成を受け、完全自動運転に向けた身体性を持つマルチモーダル基盤モデルの開発を推進していくという。
そんな上記の採択事業では、あらゆる運転環境において人間の運転を完全に代替するため、高次の認知・理解・判断能力に加え、実世界での行動を可能にする「身体性」を持つマルチモーダル基盤モデルを開発する。
より具体的には、テキストや映像、センサーデータを統合的に理解し、運転環境に於ける周囲の移動体や環境の変化をリアルタイムで予測。開発過程では、日本語を含む多言語対応の大規模言語モデルを基盤とし、視覚情報と自然言語の統合的理解、三次元空間の認識、物理法則に基づく環境変化の予測能力を高めるためのデータセットを構築していく。
会社概要
会社名:Turing株式会社
所在地:東京都品川区大崎1丁目11−2 ゲートシティ大崎 イーストタワー4階
代表者:代表取締役 山本一成
設立:2021年8月
事業内容:完全自動運転の開発
URL:https://tur.ing/
チューリング採用サイト:https://tur.ing/jobs