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2019年7月1日【テクノロジー】

TRI-AD、本社オフィスを日本橋に移転

NEXT MOBILITY編集部

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トヨタ自動車の自動運転の取り組みに関わるソフトウェアの先行開発を行うトヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスト・デベロップメント(TRI-AD)は、7月1日、今年3月に竣工した「日本橋室町三井タワー」に本社オフィスを移転した。

 

TRI-AD・ロゴ

 

新オフィスは、日本橋室町三井タワーの16階から20階の合計21,500㎡のフロアを占め、執務スペースには、アジャイル開発を促進するスクラム、執務スペースを縦横につなぎ人の交流を促すストリート、社員の夢とアイディアを実現する場としてのステージなどを設置。7月に執務スペースを中心としたエリアが稼働し、12月にはエントランス、カフェテリア、リラクゼーションスペース、リフレッシュスペースを含めた全エリアの本格稼働を予定している。

 

新しいオフィスの企画にあたっては、希望する全社員が参加できる「Hello New Office Workshop」を定期的に開催するなど、多くの社員が初期段階から関わり、新オフィスのコンセプトや実現したいワークスタイルを検討。

 

「愛とエーアイ」、最先端でありながら人を中心としていることを示す「AI」と、多様な社員が共存することを示す「PALETTE」を組み合わせた「AI PALETTE」をメインコンセプトに、その実現のための必要な要素として、以下3つの要素を掲げ、それぞれに応じた場づくりを行ってきたと云う。

 

① Inspiration(多彩なインスピレーションを創出する)
② High Productivity(高い生産性を実現する)
③ Happy Work(幸せに活き活きと仕事する)

 

 

[コンセプト実現のための3要素について]

 

①「Inspiration」を実現する場

 

・ショーケース/スクール

 

社員が自由に使えるキッチンを備えるとともに、リラックスしたコミュニケーションの中からインスピレーションを生み出す場。また、社内外の様々な情報が集まるインプットの場。

 

 

 

 

・ストリート

 

1周約200mの回遊できるストリートは、まちの道路のようにオフィスを縦横に走り、社員同志をつなぎ、交流の機会を生み出す場。祭りの山車(だし)のようにチームで自由に活用することにより個性が表出する「山車ボード」、屋台のように可動式で必要なものを提供するとともに社員が立ち寄る場でもある「ピット」などを備えている。

 

また、Winglet(ウィングレット/*)など、合計20台のパーソナルモビリティロボットを備え、ストリートでの回遊の至便性、楽しさにつなげるとともに、モビリティに関するエンドユーザーとしての感覚を磨き、ニーズの発掘につなげる。

 

*)Winglet(ウィングレット)について:https://global.toyota/jp/detail/11455037

 

 

 

 

②「High Productivity」を実現する場

 

・スクラム

 

ハニカム構造のデスクレイアウトと昇降式デスクを備え、思い立ったら即チームで議論しアジャイル開発を進めることが可能な環境であると同時に、高い生産性と透明性を実現できる場。

 

 

 

 

③「Happy Work」を実現する場

 

・ステージ

 

社員のあったらいいなという「WISH」を実現するためのテーマを掲げ、共感するメンバーとともに作りこんでいくことができる場。

 

 

 

TRI-ADは、社員一人一人の幸せで健やかな成長をサポートすると同時に、チームでのアジャイル開発を促進し、自動運転技術の先行開発分野において、高品質かつスピーディーな技術開発の実現を目指すとしている。

 

 

[新本社オフィス概要]

 

– 業務開始日:2019年7月1日
– フロア面積:6,515坪(21,500㎡)
– 住所:東京都中央区日本橋室町3丁目2-1 日本橋室町三井タワー 16階~20階
– アクセス:

JR横須賀線・総武快速線 新日本橋駅 地下直結
地下鉄銀座線・半蔵門線 三越前駅地下直結

– 設計・施工:

基本設計・内装デザイン・コンセプトメイク日建設計・日建スペースデザイン
実施設計・監理・施工鹿島建設株式会社

 

 

[問い合わせ先]

 

トヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスト・デベロップメント
Public Relations
pr@tri-ad.global
https://www.tri-ad.global/

 

 

■トヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスト・デベロップメント:https://www.tri-ad.global/jp/home

 

■(TRI-AD)新オフィスに関する情報:https://www.tri-ad.global/jp/our-office

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。